カテゴリー別アーカイブ: 事務局からのお知らせ
医療福祉研究部会・女性起業家研究部会合同例会のご報告
2013年11月11日、大阪駅前第3ビル16階、コラボス316にて合同例会を開催しました。
医療機関と中小企業が提携し健康サポート
美味しい病院食を食卓に
「健(すこやか)プロジェクト」
講師
・国立循環器病研究センター 知的資産部 長谷川周平先生
・大阪市立大学医学部附属病院 栄養部主幹 塚田定信先生
・ 株式会社グローカルフード 代表取締役 田﨑和弘氏
国立循環器病研究センター 長谷川先生からは、医療機関の知的財産の活用の一環としてかるしおレシピのプロデュースについてお聞きしました。
大阪市立大学 塚田先生からはクラウドを用いた栄養管理システムSORAについて。
クラウドを用いて食事記録をつけることで、自分が何を食べて良いのか、何が足りないのかが分かりやすくなります。
株式会社グローカルフード 田崎社長からはかるしおレシピおよび、食事管理システムのプロモーション、ビジネスモデルについて。
大量調理システムとしてのデジタルレシピ販売や、お弁当屋さんの展開について説明して頂きました。
その後は、実際にかるしおレシピで作られたお料理を頂きながら参加者同士で懇親しました。
かるしおレシピのお弁当は大丸梅田店、京阪百貨店などで購入する事ができます。
第12回年次大会のご報告
第12回年次大会のご報告
関西ベンチャー学会 第12回年次大会
「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」
2013年関西ベンチャー学会の第12回年次大会が、2013年3月16日に、阪南大学本キャンパスで開催されました。今回の年次大会では、午前中の会員総会、会員研究発表に続いて、午後から基調講演、パネルディスカッション、学生ビジネスプラン発表会が行われ、会員研究発表では、女性ベンチャー経営者らによる具体的な経営体験談などが関心を集めました。また午後の基調講演では、登壇した株式会社ブレインワークスの近藤昇代表取締役は、自身の豊富なアジアでのビジネス経験を踏まえ、ベンチャー・中小企業の進出可能性について語りました。パネルディスカッションではこれを受けて、実際に東南アジアでのビジネスを展開している経営者らが、ビジネスの具体例を述べ、アジアに積極的に出ていってチャンスをつかんでほしいと訴えました。続いて開かれた学生ビジネスプランでは、関西の5大学の学生たちが、若者らしいユニークな発想のビジネスプランを発表。夕方に開催された懇親会も含め、議論が絶えない熱気あふれた年次大会となりました。
[ 趣 旨 ]
「失われた20年」ともいわれる長期停滞の根本的な原因を探ると、1980年代末の冷戦終結以降、経済のグローバル化への対応としての経済・産業構造改革の遅れに行き着く。さらに、今世紀に入り、長期傾向としての人口現象による国内マーケットの縮小が逆風となり、日本経済は出口の見えない状況になっている。その中で、経済活性化の起爆剤としてベンチャーへの期待は大きいが、成熟化した既存の国内市場への参入には大きな困難を伴う。一方、海外、特に新興国市場に目を向けると、日本国内では必ずしもメジャーとはいえないローカル企業が特定の国で大きなシェアを占め、成功している事例が多く見られる。その成功要因を探求することにより、これからの中小・ベンチャー企業の新しい可能性を探りたい。
[大会プログラム ]
日 時 2013年3月16日(土) 10時00分受付開始 10時30分開会
会 場 阪南大学本キャンパス2号館3階 2301教室
10:30 会長挨拶、主催校挨拶
総合司会 梶山国宏(阪南大学経済学部教授)
会長挨拶
主催校挨拶
10:35 関西ベンチャー学会会員総会
総会司会 日野孝雄(神戸常盤大学、神戸国際医療交流財団理事)
決算報告:吉永常任理事
監査報告::岸 監事
事業計画・予算案説明:米倉副会長兼事務局長 、
11:00 選挙管理委員長挨拶・理事選挙投票受付開始
村上薫(MARKET POWER INSTITUTE 代表主席研究員)
11:00 会員研究発表
開始・終了宣言:梶山大会実行委員長
**学術研究発表 会場:2305教室**
コメンテータ :①,②釣島平三郎(太成大学)、③狩俣正雄(大阪市立大学)、
④高増明(関西大学)
① 11:00~11:20 村上薫 (MARKET
POWER INSTITUTE 代表主席研究員)
サービス企業のベンチャー的海外進出戦略
~戦略策定のための理論的フレームワークの研究~
② 11:20~11:40 吉田和男(京都産業大学経済学部客員教授)、
河野憲嗣(社団法人ソーシャルサイエンスラボ)
ベンチャービジネスの可能性としてのチェック・トランケーション
③ 11:40~12:00 園田裕紹(大阪市立大学大学院 経営学研究科博士課程)
社会福祉事業領域におけるイノベイティブ起業活動の事例的研究
④ 12:00~12:20 石尾和哉(京都大学博士(経済学)
イノベーション促進のための技術ロードマップ活用上の課題
**事例研究発表 会場:2301教室 **
コメンテータ :①, ②松村敦子((株)アクティア)、③,④坂川弘幸(日経新聞社大阪本社)
① 11:00~11:20 土田磯実 (株)シンキオン代表取締役社長
女性ブランディング力の経済効果ついて
② 11:20~11:40 合田由佳 (株)メルキュール代表取締役社長
「ポットに咲く心の花」中国工芸茶
③ 11:40~12:00 森田祥子 株式会社Terrace代表取締役社長
お洒落な靴が履きたい ミラノ発!女性に快適で心地良いシューズライフを
④ 12:00~12:20 宮脇敏哉 事業創造大学院大学事業創造研究科教授
地場産業・中小企業のクラスター地域研究 ―帯広・苫小牧と川崎の事例―
12:20 昼食休憩(理事会)
13:20 基調講演
司会:梶山大会実行委員長
講師:近藤 昇 (株式会社ブレインワークス代表取締役)
テーマ:「東南アジアにおけるベンチャーの可能性」
近藤昇氏プロフィール
1962年徳島県生まれ。ブレインワークスグループCEO。神戸大学工学部建築学科卒業。一級建築士、特種情報処理技術者の資格を有する。大手建設会社に入社後、システムエンジニアとして活躍。その後、31歳の時に株式会社ブレインワークスを設立する。創業当時より、「日本を元気に、中小企業を元気に」との思いのもと、中小企業の総合支援事業を核に、経営戦略支援、人材育成支援、ブランディング支援、セキュリティ支援、ITアウトソーシング支援など幅広い サービスを提供する。講演、セミナー活動も積極的に行い、雑誌への寄稿や新聞等から取材も多い。15年前よりベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し活動を開始。現在はベトナムだけにとどまらずカンボジア、ミャンマー、シンガポールなどアジア各国を駆け巡る毎日。執筆活動も精力的に行っており、いずれも現地のビジネス状況を熟知しているからこその、独自の視点を活かした内容となっている。
主な著書:「バカモン!一流ビジネスパーソンへの登竜門」、「アジアでビジネスチャンスをつかめ!」、「アジア人材活用のススメ」、「だから中小企業のアジアビジネスは失敗する」(いずれもカナリア書房刊)
〔基調講演概要〕
講演した近藤昇氏は、31歳の時に株式会社ブレインワークスを設立。「日本を元気に、中小企業を元気に」の思いのもと、中小企業の総合支援事業を展開しています。15年前からはベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し、活動を開始。現在はベトナムだけにとどまらず、カンボジア、ミャンマー、シンガポールなどのアジア諸国を駆け巡る毎日です。そのアジアのビジネス状況を良く知る近藤氏が、自らの体験を踏まえ、東南アジアにおけるベンチャービジネスの可能性について語りました。近藤氏は「ローカルとローカルがつながる」というのが、アジアビジネスの本質だと述べ、アジアでビジネスを始めようとするのであれば、最初からローカルをターゲットにし、新しいものを売るという発想ではなく、日本には足りていてアジアのローカルには足りないものを売るという発想で取り組むべきだと強調しました。そして、こうしたビジネスは難しいものではなく、ベンチャー・中小企業の可能性は大きいとして、「百聞は一見にしかず」であり、経営者はもちろん、若い人たちもどんどんアジアに出ていってほしいと訴えました。
14:00 休憩
14:10 パネルディスカッション(会場:2301教室)
テーマ:「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」
コーディネーター:吉田 和男(京都産業大学経済学部客員教授)
パネリスト
近藤 昇(株式会社ブレインワークス代表取締役)
関 智宏(阪南大学経営情報学部准教授)
阿古哲史(株式会社ジャパン・ファームプロダクツ 代表取締役)
川村千秋(プライムビジネスコンサルタンシー代表取締役)
パネリストのご紹介
関 智宏氏プロフィール
阪南大学大学院企業情報研究科・経営情報学部准教授。2006年3月神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。阪南大学経営情報学部専任講師を経て、2009年4月より経営情報学部准教授、2010年4月より大学院企業情報研究科准教授。博士(経営学)(兵庫県立大学)。
阿古哲史氏プロフィール
株式会社社ジャパン・ファージャパン・ファームプロダクツ代表取締役。1984年生まれ。奈良県出身。大学卒業後、人材業界を経て、祖父の代から続く実家の農薬屋を継ぐ。そこで見た農業現場と、既存の農業界の仕組みに疑問を持ち、改革のヒントを海外に見出だす。かねて起業の為に貯めていた資金で2011 年に株式会社ジャパン・ファームプロダクツを設立。同年、上海にも商社を立ち上げる。また日本の生産者の進出先としてカンボジアを選び、2012 年に現地法人を設立。農家のこせがれネットワーク関西の副幹事長としても活動中。
川村千秋氏プロフィール
プライムビジネスコンサルタンシー代表。1996 年シンガポール移住。緊急医療サービス会社のシンガポール本社にてアジア太平洋地
区9 カ国のマーケティングを担当後、シンガポールに本社を置くエグゼクティブサーチ会社に入社。リージョナルディレクターとして本社、日本法人勤務後、エグゼクティブサーチで培った広範なビジネスネットワークを基に日本・シンガポール間のビジネスを幅広く支援するプライムビジネスコンサルタンシーを設立。シンガポール共和国永住権保持者。
15:00 休憩
15:00 理事選挙受付終了
15:10 学生ビジネスプラン発表会
(司会 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)
審査委員長 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)
審査委員 大野長八(大野アソシエーツ代表)、岡崎利美(追手門学院大学)
① 15:15~15:30 小溝香菜、菊地祥(近畿大学経営学部キャリアマネジメント学科)
株式会社シェアハウスHaruHaru
② 15:30~15:45 神中智博(関西学院大学国際学部企業会計研究会 )
My Book
③ 15:45~16:00 大谷幸輝(大阪経済大学経営情報学部ビジネス情報学科)
スマートフォンアプリによる客導線操作事業
④ 16:00~16:15 永島元貴(追手門学院大学経営学部)
ペットの里子・里親募集掲示板の革新
⑤ 16:15~16:30 今井直樹、上本真裕(阪南大学経理情報学部)
16:30 閉会挨拶 梶山大会実行委員長
17:00 懇親会開始 3号館1階カフェテリア
司会:松村常任理事
挨拶・乾杯:林 繁樹(大阪工業大学)
学生ビジネスプラン授賞式:吉田会長
受賞式の司会:大野常任理事
賞状授与:吉田会長
次年度開催校挨拶:関西学院大学
19:00 大会閉会挨拶:吉田会長
第43回文化観光研究部会のお知らせ
第43回文化観光研究部会
『新しい『観光』の幕開けを創造する!』
―東京オリンピックと京都(関西)の観光を考える―
2020年東京オリンピックの開催が決定しました。東京オリンピックの開催に向けたインフラ整備が時の話題になっていますが、日本に来られた外国人の方々に「日本に行って良かった」「日本は素晴らしい国だ」と言ってもらわなければ、オリンピック開催の意義がありません。オリンピックに来られた外国人の方々は、東京にとどまるだけではなく、京都そして関西を『観光』されることになるでしょう。「日本に行って良かった」との感慨を持っていただくのに一番必要なのは、「おもてなし」の心、ホスピタリティだと思います。その外国人の不満のトップにWiFi環境の不備があげられています。そして、公共交通を利用した移動方法のわかりづらさや現地情報が検索し難いことも上位にあげられています。本シンポジウムでは、ICTを活用した新しい『観光』の取り組みをご紹介するとともに、今後の京都、そして関西の『観光』のあり方について考えたいと思います。
記
日 時 : 平成25年10月25日 (金) 13:30?17:00
場 所 : ホテル セントノーム京都 (JR京都駅南口東出口から東方向へ100メートル)
TEL:075―682ー8777 http://www.centnovum.or.jp
定 員 : 50人
参加費 : 無 料
プログラム
(案)テーマは仮題、敬称略
13:30~13:40 開会挨拶 KANSAI@CANフォーラム会長(野村靖仁)
13:40~14:10 『自治体観光クラウドと京都観光』(京都府観光政策監 松村明子)
14:10~14:40 『歩くまち京都の新展開』(京都市交通政策監 堀池雅彦)
14:40~15:10 『京都のおもてなし』(京都市観光政策監 村上圭子)
15:10~15:40 『遊ぼうKANSAI』(NPOスマート観光推進機構理事長 星乃勝)
15:50~17:00 パネルディスカッション『東京オリンピックと京都(関西)の観光を考える』
コーディネーター 清水宏一 (関西ベンチャー学会常務理事)
パネラー(上記4者)松村明子、堀池雅彦、村上圭子、星乃勝
主 催 : 関西ベンチャー学会(文化資産研究部会)
KANSAI@CANフォーラム
NPOスマート観光推進機構
共 催 : NPO地域情報化推進機構
申込先 : 下記のmailアドレスにお申し込みをお願いいたします。
e-mail : nakagawa@irid.jp (KANSAI@CANフォーラム事務局 中川宛)
学会誌Vol.6原稿募集について
学会誌Vol.6原稿募集について
2.投稿申込書締切:2013年11月16日(土)先着順受付
完成原稿締切日:2013年12月末
3.論文の種類
研究論文、事例研究論文、研究ノート、資料、書評など
4.原稿について
文字数制限等
(1)研究論文 レフェリー付・事例研究論文 レフェリー付:
A4版、横書き、10ページ以内(タイトルなど含む)
(2)研究ノート:A4版、横書き、6頁以内、書式同上
(3)書評: A4版、横書き、2頁以内、書式同上
・書式
1頁(46文字x39行)、印刷仕上がりは2段組とする、10.5ポイントのワープロ仕上げ
和文タイトル
執筆者名(和文)、所属(和文)
Keywords(和文):3~5語程度
1.投稿規程
(1)投稿者は、原則として関西ベンチャー学会の会員とする。
(2)投稿原稿は完成原稿とし、関西ベンチャー学会の研究目的に即したテーマのもとに、
日本語あるいは英語で書かれた未公刊論文とする。
(3)本誌に掲載された論文等を執筆者が他の出版物等(web等を含む)に転用する場合には
予め文書により関西ベンチャー学会の承認を受けると同時に、その出版物に
(4)図表は本文での挿入箇所を明示して、合計で2ページ以内とする。
(5)引用文献については、本文では(注・・・)とし、原稿の終わりに、著者名「文献名」出版社,出版年,引用ページを表示するものとする。
(6)参考文献については、原稿の終わりに50音順に、著者名「文献名」出版社,出版年を表示するものとする。
(7)投稿に際しては、完成原稿を電子メールで締切日までに事務局に送付するものとする。
(8)投稿原稿の採否は編集委員会が委嘱する2名のレフリーの審査に基づき編集委員会が決定する。
(9)原稿料は支払わない。ただし、20部の抜きずりを無料で送付する。
(10)投稿原稿等は一切返却しない。
医療・福祉研究部会、女性起業家研究部会 合同例会開催のご案内
医療・福祉研究部会、女性起業家研究部会 合同例会開催のご案内
医療機関と中小企業が提携し健康サポート
美味しい病院食を食卓に
「健(すこやか)プロジェクト」
国立循環器病医療センター考案の減塩レシピ「かるしおレシピ」が注目され、美味しい病院食と
して大阪府庁食堂、阪急電鉄食堂、大阪ガス社員食堂などで導入されています。また、大丸百貨店、
京阪百貨店でも減塩デリカとして販売されています。
今回は、国立循環器病医療センター、大阪市立大学医学部付属病院と連携し、病院食をデジタル
レシピ化し、簡単に大量調理ができるシステムを手掛けられた株式会社グローカルフード田崎社長を
お招きします。
日時:11月11日(月)18時半~20時 (20時~21時 懇親会)
場所:コラボス316 (大阪駅前第3ビル16階)
講師:株式会社グローカルフード 代表取締役 田崎和弘氏
大阪市立大学、国立循環器病センター担当者にもお越し頂きます。
内容: 機能性レシピ普及のためのシステム展開」
栄養士および医療機関を巻き込んだ減塩食、糖尿病食の展開
かるしおレシピ(減塩食)の開発、特徴
質疑応答
講演後は、かるしおレシピを試食する懇親会もご用意しております。減塩食とは思えないしっかりと
した味付けを、この機会に体験して下さい。懇親会参加費:1000円
参加費:
【講演会】一般 1,000円、 関西ベンチャー学会会員 無料
【懇親会】一般、会員ともに1,000円
お申込みは
担当者 三根(みね)まで mine@power-en.com, 06-6264-5030
大学発ベンチャー研究部会・11月例会開催のご案内
会員の皆様へ
下記により、11月例会を開催しますので、ご参加くださいますようご案内いたします。
1.日時:2013年11月6日(水)午後6時45分~8時45分
2.場所:大阪駅前第2ビル4階、大学コンソーシアム大阪
3.テーマ:「大学発ベンチャー企業の業績と成功事例」
4.講師:株式会社帝国データバンク 産業調査部 松本誠一氏
【ご経歴】筑波大学大学院ビジネス科学研究科修了
・大学卒業後、経営コンサルティング会社を経て、1997年株式会社帝国データバンク入社。
・前橋支店調査課、神戸支店調査第1部、本社企画部に勤務を経て2007年より、産業調査部にて官公庁受託による各種調査業務、民間企業向けマーケティング・経営支援業務等に従事。
・知的資産経営を始め各種経営支援、キャリア支援等をテーマとする講演、研修講師を全国で年間30件程度行う傍ら、経済産業省知的資産経営報告書活用・普及研究会委員、京都府「知恵の経営」評価委員、企業活力研究所CSR研究会委員、大学非常勤講師、中小企業大学校講師などを歴任。
5.費用:会員―無料、一般非会員―1,000円、学生非会員―500円。
6.定員 15名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
7.問合せ・参加申込先
関西ベンチャー学会事務局 西森
E-mail : info@kansai-venture.org
Tel & Fax:072-658-5693
関西ベンチャー学会 2013年度シンポジウムのご案内
関西ベンチャー学会 2013年度シンポジウムのご案内
テーマ 「ミャンマー、バングラデシュ・・・・
新・新興国のビジネスチャンス」
国内市場の縮小などに直面する日本はじめ先進国は、新たな市場や生産拠点を求め、ミャンマー、バングラデシュ、ラオス、カンボジアなど新・新興国への進出を加速させています。そこで、新・新興国論に詳しい京都大学東南アジア研究所の藤田幸一教授と、新・新興国ビジネスで先行するIT企業の実務ご担当者に、現状と課題についてそれぞれ報告をいただき、関西ベンチャー学会の林茂樹会長の司会で、会場参加者を交えた質疑応答を展開します。同じ会場で軽い飲み物をご用意しての交流会も予定しています。奮ってご参加ください。
日 時 9月30日(月) 午後6時半~9時半
講演会 午後6時半~8時半 (2時間)
交流会 午後8時半~9時半 (1時間)
場 所 大阪産業創造館(大阪市中央区本町1-4-5) 6階会議室B
講 師
藤田幸一・京都大学東南アジア研究所教授
赤畑俊一・第一コンピュータリソースグローバルサービス事業本部長
(聞き手) 林茂樹・関西ベンチャー学会会長
主 催 関西ベンチャー学会
参加費 講演会:会員=無料、非会員=4000円(学生非会員は1000円)
交流会:会員、非会員とも1000円
定 員 50名(定員になりしだい締め切ります)
申し込みは下記フォームより
お問い合わせ・お申し込み 関西ベンチャー学会事務局
TEL・FAX:072-658-5693 MAIL:info@kansai-venture.org
2012年度関西ベンチャー学会例会活動のご報告
2012年度の例会活動のご報告
関西ベンチャー学会は2012年度の全体例会を、8月と11月の2回開催しました。概要は以下の通りです。
【第1回 例会概要】
テーマ 「進む医療の国際化 ~医療ツーリズムの動向~」
日 時 2012年8月3日(金) 午後6時半~8時
場 所 大学コンソーシアム大阪・ルームA
講 師 植村佳代・日本政策投資銀行産業調査部副調査役
内 容
医療ツーリズムの市場規模は拡大する傾向にあり、中でもアジアが医療ツーリスト受け入れの一大拠点になりつつあります。2012年度の第1回例会では、日本政策投資銀行産業調査部でヘルスケア部門を担当する植村佳代さんを招き、世界の医療ツーリズムの状況及びアジア地域におけるリーディングホスピタルの戦略を紹介いただくとともに、わが国の取り組み状況、課題などを語っていただきました。
植村さんは医療ツーリズムの現状について、「現在、世界約50カ国で医療ツーリズムが実施されているが、以前は新興国から先進国への渡航が主流だったのに対し、現在は先進国から新興国に向かう新たな流れが加わっている」と指摘。特に「近隣アジア諸国からより良い品質の医療を求めて渡航するツーリストなどが目立つほか、低コストの医療などを求める米国などからのツーリストもいる。これらのツーリストを受け入れる国々の多くでは、外貨獲得や内需拡大といった目的により、国策としての取り組みを実施している場合が多く、観光とセットになる場合も多い」と述べました。
中でもタイ、インド、シンガポールなどの受け入れ数増加が目立つとして、タイのバンコク病院医療センター、バムルンラード国際病院や、シンガポールのラッフルズ・メディカル・グループ、インドのアポロ病院グループなどの具体的な取り組み例を紹介。さらに、最近医療ツーリズムのマーケティング活動を強化している韓国の戦略についても触れました。そのうえで、わが国も2010年の閣議決定された「新成長戦略」に「国際医療交流の促進」が盛り込まれたことをきっかけに、医療ツーリズム促進のための体制づくりが進んでいると報告。「医療ビザ」新設や海外に向けた情報発信、医療通訳者の育成など課題は多いものの、「医療ツーリストの受け入れが進展すれば、わが国経済の発展に寄与するだけでなく、医療費の抑制で赤字経営を余儀なくされている医療機関の経営改善も期待できる。また、医療機関と自治体の連携による医療産業集積の形成は、医療ツーリストの呼び込みに効果的であるだけでなく、地域経済の活性化にもつながる」と述べました。
講演終了後は参加者との間で、活発な質疑応答が展開されました。
【第2回 例会概要】
テーマ 「守れるか海洋権益 ~資源確保戦略を問う~」
日 時 2012年11月27日(火)午後6時半~8時
講 師 坂元茂樹・神戸大学大学院法学研究科教授
内 容
次世代のエネルギー源として最近にわかに脚光を浴びているメタンハイドレートをはじめ、日本近海には豊富な海洋資源が眠っています。これらの海洋資源を有効に活用することができれば、日本の国力が一変する可能性もあります。また、生物の生態系に悪影響を与えない採掘技術の開発など、産業界にとっても新たなイノベーションを起こすチャンスが巡ってきます。そこで2012年度の第2回例会では、海洋権益についての第一人者である神戸大学大学院の坂元茂樹教授を招き、海洋資源獲得を巡って展開されている各国間の競争の現状と我が国の課題を語っていただきました。
坂元教授はまず、海洋資源開発事業の強化で「海洋強国」を目指す中国の戦略と、南シナ海における中国とASEAN諸国との間の領有権紛争について解説。その背景としてアジアにおけるエネルギー需要のひっ迫から、特に南シナ海の石油・天然ガス資源の重要性が高まっていることを挙げました。
また、「政府は07年の海洋基本法制定と総合海洋政策本部の設置で、海洋開発は日本経済の存立基盤であると位置付け、翌年閣議決定した海洋基本計画では当面の探査・開発の対象を石油・天然ガス、メタンハイドレート、海底熱水鉱床と決定した」と、海洋開発に関する日本政府の考え方を紹介。特に日本近海に存在するメタンハイドレートと、多くのレアメタルを含む海底熱水鉱床、コバルトリッチクラストについて、その重要性とわが国の探査活動の現状について解説しました。
そして、南シナ海だけでなく東シナ海でも資源獲得競争が熾烈になっているとして、大陸棚の境界画定を巡る日本と中国の争いを挙げ、両国は08年にこの問題を棚上げして同海域の共同開発に合意したにもかかわらず、中国は中間線の中国側海域において一方的な開発を続けていると指摘。日中は自らを「戦略的互恵関係」と位置付け、東シナ海を「紛争の海」から「協力の海」に変えることで一致したはずであり、その実現形態としての共同開発の枠組みを壊してしまったら、「どちらも資源確保の利益を得られないことに気付くべきだ」と述べました。
そのうえで、「核心的利益」という言葉で海洋資源の獲得に国力を集中し、紛争が生じると国家主権を盾に第三者による紛争解決に委ねようとしない隣国に立ち向かうため、「政府には日本の将来を見据えた海洋戦略の策定が必要である」と強調しました。
講演終了後は参加者からの質問が相次ぎ、予定時間を大幅に上回るほどの充実した内容の例会となりました。
(以上です)
夏期休暇のお知らせ
夏期休暇のお知らせ
誠に勝手ながら、下記の期間、事務局はお休みさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
夏期休暇期間:8月9日(金)~18日(日)
8月19日(月)より平常通り業務を行っております。
例会報告(8/2)
関西ベンチャー学会 常任理事である畑中艶子さんに、女性のキャリア、起業について報告して頂きました。
ご自身の体験を踏まえ、中国でのキャリア意識、女性が働くという事、女性研究者の状況、中国との貿易などをお話頂きました。体験に基づいたお話はリアリティにあふれ、その後の懇親会でも質問が絶えませんでした。
◆女性のキャリア人生 光と影
~中国企業で経営の最先端に関わってきた女性が日本で起業し、女性のキャリアサポートを行うまで~
講師:イメックス株式会社 代表取締役 畑中艶子さん
内容:
1.女性キャリア人生を歩むために直面する問題
2.畑中さん自身の起業経緯・取り扱った商品の紹介
3.国際貿易簡単の流れ(中国と取引する際についての注意点)