カテゴリー別アーカイブ: 事務局からのお知らせ
第42回医療・福祉研究部会のご報告
第42回医療・福祉研究部会のご報告
第42回医療・福祉研究部会が、8月7日(金)午後6時30分から、大阪市中央区の備後町クラブ3階会議室で開催され、株式会社マイルストーン代表取締役の谷川真理子さん(総合旅行業務取扱管理者)に「中国人を対象とした医療ツーリズムの取組み」というテーマでお話をいただきました。
講演要旨は次の通りです。
発表要旨
日本観光に訪れる中国人観光客が急増し、そのニーズも多様化していくなかで、中国人の訪日医療ツーリズムがいま非常に注目を集めています。中でも、人間ドックと観光をセットにした形のツアーの需要が、中国人富裕層の間で非常に高まっています。
このような状況をふまえて、検診と観光の切り口から情報をまとめ、「中国人を対象とした医療ツーリズムの取組み」のテーマで講演を行いました。
報道資料や書籍、インターネットからの情報にとどまらず、中国や日本に暮らす中国人から得た情報や、視察ツアーで訪れた中国人顧客の声なども盛り込んだ内容に、参加者からは、「かなり生々しい話が聞けた」との感想が寄せられました。
概要は以下のとおりです。
日本のインバウンド市場概況:
拡大するインバウンド市場。政府の成長戦略では、訪日外国人数2020年に2000万人を目標としており、うち中国人は600万人(全体の3割)と想定。
また、訪日中国人のニーズは多様化してきており、今後は個人化がより進み、テーマ性や高付加価値の旅行が求められる。中でも、医療、ヘルスケア、美容の分野はかなりポテンシャルが高い。
日本における中国人対象医療ツーリズム:
背景には、中国の経済発展に伴う富裕層増大や、中国の医療事情、日本の医療機関の受け入れ状況の変化等がある。
市場を把握するデータの一例として、医療ビザの創設以来、発給数は中国が首位を維持、特に2014年は急激な伸びが見られることなどがあげられる。
また、意義としては、「日本の医療資源の有効活用、国際展開」の側面と、「インバウンド観光客誘致、地方創生」の側面から、医療ツーリズムを事業として取り組むことは非常に意義があると考えられる。
一方で課題も多く、医療機関、コーディネート機関、現地旅行社が一体となって情報共有しながら課題解決にあたらなければならない。
中国の医療制度及び医療市場:
中国では、保険制度の整備の遅れや、都市間・地域間格差、営利優先の病院経営による過剰投薬や過剰検査で医療費が高いことなど、よりよい医療を求める国民のニーズと乖離が激しい。このような社会事情から、富裕層は高水準の医療サービスを海外に求める傾向にある。中国都市部でPET-CTを含む検診費用の相場は20万円~34万円程度。(日本円換算)
また、ネット社会である中国では、検診ポータルサイトや医療機関のポータルサイト、医療・健康に関する情報サイトなどが多数存在する。国民の健康への意識も急激に高まっている。
中国人顧客のニーズ:
視察ツアー(北京で医療ツーリズムの募集を検討している企業経営者)での生の声。
日本への検診ツアーはいま旬であり、マーケットは大きいが参入も激しい。検査機器や検査内容での差別化、多様なニーズ(豊富なオプション、融通性等)への対応、病院の専属契約または貸し切り対応などが求められる。
また、検診のみでなく治療ツアーの取組みを想像以上に真剣に考えている。
実務面では、医療と観光をワンストップで手配できる日本の業者を求めている。
増大するニーズに応えられる施設と体制(ハード、ソフトとも)を、中国資本が日本の地方都市に作る動きも出てきている。
当社の現状と今後の展望:
ビジネススキーム、日本側・中国側の提携機関、視察ツアー実績及び今後の見込み、今後の展開・方向性等について、現状の説明と、今後の展望を語った。
【弊社の理念】
◆日本の優れた医療資源、美容関連素材を有効に活用し、日中間の相互理解の促進と深化につなげる。
◆中国人を対象とした医療ツーリズムを事業として行うことで、関西を中心とした医療産業や観光産業の成長に貢献する。
以上です。
第16回関西ベンチャー学会九州研究部会開催
第16回関西ベンチャー学会九州研究部会開催のお知らせ
イノベーションの時代は、小さな変化の連続が求められています。近年製品開発をおこなって
きましたが、全国紙の日本農業新聞に取りあげられた金属のゴミからできた「畑まもるくん」
に期待しています。これまでも木材のゴミから、積み木セットやふぞろいな積み木など発売した
商品が9点となりました。
研究会は、様々な方が参加していただいています。今回も活発な発表をお待ちしています。
日時:2015年8月8日15:00から
場所:福岡市博多区博多駅前、博多第一ホテル2F
発表者は5名です。実践女子大学、四天王寺大学、愛知産業大学、北九州市立大学、九州情報大学大学院
九州研究部会主査 宮脇敏哉(愛知産業大学)
幹事 深見 環(四天王寺大学)
第1回 地域創造研究部会の開催について(案内)
地域創造研究部会では、9/30開催の講演会の申込みを受け付けておりましたが、予定人数に到達しましたので、8/31正午をもって申し込みを締め切らせていただきました。
この度、「大学発ベンチャー研究部会」が「地域創造研究部会」として新たに生まれ変わりました。そこで、記念の第一回部会を下記により開催いたしますので、多数ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
記
1.日時:2015年9月30日(水)午後6時30分~8時30分
2.場所:アーバネックス備後町ビル8階大会議室
〒541-0051大阪市中央区備後町3-6-14 アーバネックス備後町ビル8階
(地下鉄御堂筋線「本町」駅下車、1番出口より徒歩1分 詳細は地図参照)
3.講師:グーグル株式会社
Google for Work プロダクト&テクニカル マネージャー
佐 藤 芳 樹 氏
<主な活動内容>
Google 日本法人で、ビジネス向け製品サービスを展開する Google for Work の製品技術担当。ビジネス顧客への Google サービス導入支援やサービスの活用に関する技術的側面からのアドバイザーとして従事する傍らで、書籍や技術記事の執筆により Google for Work 全体の製品や技術の啓蒙活動も実施。
4.テーマ:「グーグルが見据える未来社会(仮)」
5.費用:会員―無料、一般非会員―1,000円、学生非会員―500円。
6.定員:30名(お申込み多数の場合、参加いただけないことがあります)
7.部会終了後に交流会(3,000円)を予定していますので、お時間の許す方はご参加ください。
8.問合せ・参加申込先
部会への参加申込みは、次の事項を記入の上、下記宛てにメールまたはFaxでお申込みください。
①氏名、②所属、③連絡先(TEL)、④会員・非会員の別、⑤交流会への参加の有無
<申込先>
関西ベンチャー学会 地域創造研究部会 主査:文能(ぶんのう)
E-mail : tbunno@bus.kindai.ac.jp
Fax:06-6729-2493 Tel:06-4307-3292
<会場最寄り図>
事務局夏期休暇のお知らせ
事務局夏期休暇のお知らせ
誠に申し訳ございませんが、下記の間、事務局はお休みをさせていただきます。
2015年8月8日(土)~8月17日(月)
8月18日より通常業務となります。ご迷惑をお掛けいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
第41回医療・福祉研究部会のご報告
第41回医療・福祉研究部会のご報告
第41回医療・福祉研究部会が、4月22日(水)午後6時30分から、大阪市中央区の備後町クラブ3階会議室で開催され、NPO Rainbowエンジェル代表の八木知夏さんと会員の秋元一平さんに、「経済格差×社会の実体」というテーマでお話をいただき、議論しました。
お話いただいた内容は次の通りです。
◎八木知夏さん自己紹介
◎自殺者の推移
◎離婚の推移実態
・離婚の低年齢化
・できちゃった結婚の急増
・離婚の高齢化
・離婚の普遍化
◎コンビニエンストアの推移
・平成以降コンビニが急増
・コンビニが海外では停滞
・今後まだまだ増え、ニーズが増える
・スイーツコーナー急増
・コンビニの添加物
◎ニート増加の現状
・生きがい、働きがい喪失
・将来不安の加速
・安定、生涯保証の崩壊
・善意のお金のために働けない若者
・家庭環境における、若者の二極化
◎不妊の現状
・2003年に急増
・遺伝子組換え食品の増加と不妊
・早産、流産
・アレルギーを持つ子供の増加
◎若者支援の実態
・生活保護受けられない子供
・相模原市のケース
・引きこもっている子供はカウントされない
・家族で隠され、家族で解決難しい
◎NPO Rainbowエンジェルの活動報告
・絵本の読み聞かせによる、マタニティーから乳幼児までの情緒教育
・子供達の塗り絵による個性診断
・ペアレンツ講座の開催
・文部科学省推進のESD普及活動
◎食育指導
・酵素栄養学にもとづくファスティング
・デトックス
・腸内環境改善
・温活(体温を上げる)
以上です。
第42回医療・福祉研究部会(8/7)のお知らせ
第42回医療・福祉研究部会
下記の通り医療・福祉研究部会を開催しますので、奮ってご参加ください。
日時 8月7日(金) 18:30~20:00
会場 備後町クラブ3階A会議室(大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル3階=地下鉄本町駅下車・1番出口から徒歩1分)
テーマ 「中国人を対象とした医療ツーリズムの取組み」
講師 株式会社マイルストーン 代表取締役 谷川真理子(総合旅行業務取扱管理者)
内容
昨今、日本観光に訪れる中国人観光客が急増しています。旧正月の「爆買い」も記憶に新しいですが、実は、ショッピングや定番の観光目的のツアーだけでなく、「医療ツーリズム」がいま非常に注目を集めています。
中でも、旅行会社が病院と提携し、PET検診と観光をセットにして実施するケースが増えており、中国では富裕層を中心に日本旅行の新しい定番になりつつあるようです。
このような中国人対象の医療ツーリズムをコーディネートする会社を立ち上げ、実際にツアーの受け入れを始められている(株)マイルストーンの谷川氏にお話を伺います。
谷川氏の講演の後は参加者によるディスカッションを予定。終了後は夕食を取りながらの交流会も考えています。
会場は地下鉄御堂筋線・本町駅下車 1番出口を出て、左(御堂筋とは反対方向)に進み、1つ目の角を左に曲がった2つ目のビルです。
(講師略歴)
立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。在学中、北京大学へ1年間留学。卒業後、JTBのグループ会社である(株)JTB中国(社名は当時のもの)に入社。中国行きパッケージツアー「LOOK JTB中国」や「旅物語 中国」の企画業務に携わる。
その後、通訳者・翻訳者養成校での教務事務職(中国語コース担当)及び、JTBの上海現地法人での上海万博関連業務、上海の中国系旅行会社での企画職等に従事。一貫して中国に関する業務に携わる。
2015年6月に株式会社マイルストーンを設立し代表取締役に就任。事業内容は、中国人対象の、健康と美容をテーマとしたツアーの企画立案・手配で、特に医療ツーリズムに重点をおいて取り組んでいる。
mail to:hiroyuki.sakagawa@nex.nikkei.com
女性起業家研究部会例会のご案内(7/29)
女性起業家研究部会例会のご案内
下記の通り、今年度の女性起業家研究部会を開催しますので、奮ってご参加ください。
テーマ
「電子書籍を使ったプロモーション戦略」
コストゼロ、5日間で825人に届く電子書籍の魅力
日時 7月29日(水)18:30~20:00
場所 備後町クラブC1,2会議室
(大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル3階=地下鉄本町駅下車・1番出口から徒歩1分)
発表者 有限会社パワーエンハンスメント 代表取締役 三根早苗
内容
・電子書籍の市場
・三根の出版事例(2015年4月)
・電子書籍の特徴
スピード感、低コスト、ソーシャルメディアとの親和性、世界に向けた発信
・読者のメリット
・出版の手順
・プロモーションとしての広がり
参加費 関西ベンチャー学会会員 無料、 一般 1000円
電子書籍は現在成長が期待されている分野であり、誰でも出版することが可能となりました。
またスマートフォンやパソコンでも閲覧可能となり、読み手にとっての利便性も今後ますます高まると思われます。
2015年4月に電子書籍「ライフワークで幸せ起業術~女性起業家10名のしなやかな生き方~」を出版した事例も
踏まえながら、電子書籍の活用について話し合いたいと思います。
参加申し込みは幹事 三根早苗までお願いします。sanae@wakrak.com
参考
ライフワークで幸せ起業術~女性起業家10名のしなやかな生き方~
(Amazonのサイトにリンクしています。)
奈良女子大学ポストドクター・キャリア開発事業キャリアセミナー開催のお知らせ(7/10)
☆関西ベンチャー学会常任理事の福嶋幸太郎さんは奈良女子大学に招かれて7月10日に講演します☆
奈良女子大学ポストドクター・キャリア開発事業キャリアセミナー開催のお知らせ(7/10)
【テーマ】銀行と企業との関係変化 ~CMSキャッシュ・プーリングを通して~
【日 時】2015年7月10日(金)13:00~14:30
【場 所】奈良女子大学 文学系S棟125(1階)
奈良女子大学案内図 ↓
【講 師】福嶋幸太郎 さん
大阪ガスファイナンス(株)代表取締役社長
【概 要】
CMSとは、キャッシュ・マネジメント・システムの略称です。CMSはグループ会社全体の現預金を一元管理し、効率的資金利用を図って、グループ経営の重要な財務戦略として位置づけられています
今回の講義においては、銀行と企業の関係、CMSを産み出した世界経済の歴史的背景、日本の金融行政、日本特有のメインバンク制に触れた後、CMSの機能、経済的効果、法的論点などをわかりやすくお伝えします。
詳細は下記をクリックしてください↓
『銀行と企業との関係変化』福嶋さん2015年7月10セミナー(20150602)
奈良女子大学ホームページ案内↓
http://cdpd.nara-wu.ac.jp/seminar150710/
講演会の講師斡旋等は関西ベンチャー学会事務局までお問い合わせください。
関西ベンチャー学会 2015年度第1回講演会(7/14)のお知らせ
関西ベンチャー学会 2015年度第1回講演会のお知らせ
テーマ 「『行動観察』が企業を変える」
顧客の動きなどを観察・記録して心理学的な分析を加え課題解決につなげる「行動観察」。従来の調査手法にとらわれないアプローチで、対象者が意識していない潜在的なニーズなどを掘り起こし、新しい商品やサービスを生み出すことのできる方法として、現在注目を集めています。この「企業を変える」可能性のある「行動観察」について、大阪ガス行動観察研究所の代表常務取締役事業本部長として、「行動観察力育成講座」の講師やセミナー講師などを務められた磯龍介さん(現・大阪ガスファイナンス取締役)に伺います。
講演後は関西ベンチャー学会の林茂樹会長の司会で、会場参加者を交えた質疑応答を展開。また、同じビル内のレストランで軽い飲み物をご用意しての交流会も予定しています。
講演会の参加費は、関西ベンチャー学会会員は無料です。奮ってご参加ください。
印刷用パンフレット ↓クリックしてください。
日 時 7月14日(火) 午後6時30分~9時
講演会 午後6時30分~8時 交流会 午後8時~9時
場 所 備後町クラブ3階ホール(交流会は2階レストラン)
大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル3階
=地下鉄本町駅下車・1番出口から徒歩1分
(地下鉄御堂筋線・本町駅1番出口を出て、左(御堂筋とは反対方向)に進み、
1つ目の角を左に曲がった2つ目のビルです)
講 師 磯龍介・大阪ガスファイナンス取締役
(前・大阪ガス行動観察研究所代表常務取締役事業本部長)
聞き手は 林茂樹・関西ベンチャー学会会長
(講師略歴) 1983年関西学院大学法学部卒、大阪ガス入社。生産部(現・製造発電事業部)・総務マネジャーなどを経て、2001年株式会社エルネット(現・大阪ガス行動観察研究所)出向。2015年4月から現職。大阪ガス行動観察研究所の最終的な職位は代表常務取締役事業本部長で、「行動観察力育成講座」の講師やセミナー講師などを務める
主 催 関西ベンチャー学会
参加費 講演会:関西ベンチャー学会会員=無料、非会員=2000円
(交流会は会員、非会員とも2000円)
定 員 70名(定員になりしだい締め切ります)
お問い合わせ・お申し込み 関西ベンチャー学会事務局
TEL・FAX:072-658-5693 MAIL:info@kansai-venture.org
お申込みは、下記フォームよりお願いいたします。
関西ベンチャー学会 2015年度第1回講演会申込フォーム
第14回年次大会のご報告
関西ベンチャー学会 第14回年次大会
「少子高齢社会における女性企業家の役割」
2015年関西ベンチャー学会の第14回年次大会が、2015年3月7日、関西大学千里山キャンパスで開催されました。午前中の会員総会、会員研究発表に続いて、午後から基調講演、パネルディスカッション、学生ビジネスプラン発表会が行われ、会員研究発表では、新事業開発の見極めやマーケティング戦略などに関する研究成果が発表されました。午後の基調講演では、働く母親を支援するサービスを展開する企業「マザーネット」の上田理恵子代表取締役社長が登壇。起業のいきさつや経営理念などについて語りました。パネルディスカッションでは上田社長に加え、日本政策投資銀行の栗原美津枝常勤監査役、有限会社アクティアの松村敦子代表取締役が登壇し、三根早苗関西ベンチャー学会副会長による司会進行で、女性起業家の役割、強み、起業を目指す女性へのメッセージなどについて話し合いました。学生ビジネスプラン発表会では、関西の5大学4グループの学生たちがビジネスプランを発表。関西学院大学・大阪経済大学のグループが発表した「日本企業に就職したい留学生と、留学生を採用したい中小企業のマッチングサービス」が最優秀賞に輝きました。夕方に開催された懇親会では、学生ビジネスプラン発表会の表彰式などが行われ、学生たちも加わった賑やかな懇談の輪ができました。
[ 趣 旨 ]
日本では世界に例をみないスピードで少子高齢化が進行しています。国立社会保障・人口問題研究所は、2060年には、現在と比べて労働人口は2/3に減少し、65歳以上の人口の比率は40%になると予測しています。このような状況では、女性が子供を産み育てながら安心して仕事をすることができる社会が必要です。そのような社会を実現させる鍵をにぎっているのは女性起業家ではないでしょうか。関西ベンチャー学会では、少子高齢社会における女性起業家の役割について考えていきたいと思います。
主 催 関西ベンチャー学会大会実行委員会
後 援
近畿経済産業局、大阪府、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所
日本政策金融公庫、関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社
毎日新聞社、日刊工業新聞社
[大会プログラム ]
日 時 2015年3月7日(土)
会 場 関西大学 千里山キャンパス 第2学舎2号館C棟5階
懇親会会場 新関西大学会館南棟4階 レストラン チルコロ(Circolo)
10:10 受付開始
10:30 会長挨拶、主催校挨拶 (C507教室)
10:35 関西ベンチャー学会会員総会 (C507教室) 、
11:00 会員研究発表
開始・終了宣言:高増大会実行委員長
研究発表1
コメンテータ :釣島平三郎(太成学院大学)
会場:C505教室 (発表20分、質疑応答5分 計25分)
①11:00~11:25 北 真収 岡山大学大学院社会文化科学研究科 教授
「新興企業の手続き的公正と顧客の声の促進」
②11:30~11:55 大谷隆児 立命館大学大学院MOT研究科
「製造業中小企業の新事業開発の好機認識についての一考察」
研究発表2
コメンテータ :坂川弘幸(関西ベンチャー学会 理事)
会場: C506教室 (発表20分、質疑応答5分 計25分)
①11:00~11:25 畑中艶子 奈良女子大学 キャリア開発支援本部
「中小食品企業のマーケティング戦略~ツリー型思考法の提起~」
②11:30~11:55 福嶋幸太郎 大阪ガスファイナンス㈱代表取締役社長
「CMSキャッシュ・プーリングの経済的効果と運用課題」
12:00 昼食休憩(理事会) 会場 C501教室
13:00 基調講演 会場 C507教室
株式会社マザーネット 代表取締役社長 上田 理恵子氏
テーマ「女性の視点のソーシャルベンチャー ~働くママにやさしい社会をめざして~」
上田理恵子氏プロフィール
17年間勤めた会社を退職し、仕事と家事・子育ての両立に悩んだ自身の体験を生かし
ワーキングマザーを総合的に支援する会社「マザーネット」を設立。働く母親が本当に困ったときに役立つサービスをめざし、家事・育児を代行し、急な子どもの発熱や残業時にも対応するマザーケアサービスを中心に、電話悩み相談や、育児休暇復帰セミナー、長期休み中の子ども自然体験スクールの開催、月刊情報誌の発行など、きめ細かいサービスを展開している。2002年10月には「女性のための創業マニュアル」を発行。
2006年には“第1回にっけい子育て支援大賞”、2007年には“女性のチャレンジ支援賞(男女共同参画担当大臣賞)”、2010年には関西財界セミナー賞2010輝く女性賞を受賞。2009年3月に初めての著書「働くママに効く心のビタミン」(日経BP社)を出版。
[基調講演内容]
上田社長は2001年に立ち上げた「マザーネット」の概要を説明した後、創業までのいきさつについて語りました。この中で上田社長は、自分自身の子育ての体験から、働く母親には優しくない社会であることを実感し、働く母親の会「『キャリアと家庭』両立を目指す会」を1994年に設立、この会に寄せられた悩みがおよそ2万件にも上り、「特に、子どもが病気の時に預けるところがないという悩みが最も多かったため、病気の子どものケアをメインの事業とする会社を立ち上げる決意をした」と語りました。また、起業の準備には5年をかけ、起業塾などで「使命感、大きな志の大切さを学んだ」とも述べました。
起業した後も、オフィスを貸してもらえなかったり、資本金を預ける銀行がなかったりと、「起業する女性にもやさしくない社会であることを実感した」ものの、「尊敬できるパートナーができ、働く女性に優しい社会を作りたいという明確な理念に共感を持ち、応援してくれる仲間たちも集まって、少しずつ体制を整えながら成長を続けてこられた」と振り返りました。そして、「社会が求めている事業は必ず伸びる。スタッフ(社員・パート)やケアリストがどうすれば働きやすくなるかを常に考えること。どれだけ大きな事業をするかより、どれだけ1件1件に心を込めたかが大事」と述べ、「マザーネットという会社がいらなくなる社会を目指したい」と結びました。
14:00 パネルディスカッション
テーマ: 「少子高齢社会における女性起業家の役割」
司会 三根 早苗(パワーエンハンスメント代表取締役 関西ベンチヤー学会副会長)
パネリスト
上田理恵子(株式会社マザーネット 代表取締役社長)
栗原美津枝(株式会社日本政策投資銀行 常勤監査役(初代女性起業サポートセンター長))
松村 敦子(アクテイア代表取締役 関西ベンチヤー学会理事)
パネリストのご紹介
栗原美津枝氏プロフィール
現職:日本政策投資銀行 常勤監査役(初代女性起業サポートセンター長)
略歴:
日本開発銀行入行後、文部科学省出向、コーポレートファイナンスや地域振興事業の
プロジェクトメイクを担当。財務部等にて銀行統合事業等に携わった後、2003年~
2008年、課長としてM&Aを統括。この間、地方銀行とのネットワークを生かし、
地域の企業再生やサービス業の業界再編案件、グループ再編を多く手掛ける。2008年~2010年、米国スタンフォード大学国際政策研究所Visiting FellowでクロスボーダーM&Aやベンチャーファイナンスを研究。帰国後、財務部次長、医療・生活室長を経て、2013年4月、ヘルスケアやサービス産業を担当する企業金融第6部の新設に伴い部長就任。この間、2011年11月に「女性起業サポートセンター」を自ら立ち上げ初代センター長を務める。2015年2月より現職。
松村敦子氏プロフィール
松村 敦子(まつむら・あつこ)1960年生まれ 京都女子大学短期大学部(食物専攻)
中学校家庭科講師(工夫パジャマ指導)。結婚退職後、女児出産. 専業主婦(20年間)のち起業。※ソウルメイトだった義母が?尿管がん‘になり、脱毛(抗がん剤の副作用)で悲しんでいた時に看病の傍ら 帽子を手作りして贈った。 その帽子(バンダナ帽)を商品化し、2005年 会社設立。
15:10 休憩
15:20 学生ビジネスプラン発表会
司会 高増明 (関西大学)
審査委員長 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)
審査委員 大野長八(大野アソシエーツ代表)、釣島平三郎(太成学院大学)
会場: C505教室 (発表10分、質疑応答5分 計15分)
1.15:20~15:35 BBB伴 雅樹、増田 貴明、白羽 弘樹、上山 貴大(近畿大学 経営学部)
「外来魚ビジネス」
2.15:35~15:50 林 宏偉、賀 艶(関西大学大学院 社会学研究科)
「中国人観光客向けのGPSを利用した観光情報スマホアプリの開発」
3.15:50~16:05 由比美穂、雪谷周平、上田紗加、峯岸志帆(追手門学院大学 経営学部)
「ブルブル多機能まくらさん」
4.16:05~16:20 田中裕人、山崎 源 (関西学院大学 商学部、大阪経済大学 人間科学学部)
「日本企業に就職したい留学生と、留学生を採用したい中小企業のマッチングサービス」
16:35 閉会挨拶 高増大会実行委員長
17:00~ 懇親会開始 新関西大学会館南棟4階 レストラン Circolo(チルコロ)
司会:日野副会長
学生ビジネスプラン授賞式
受賞式の司会:高増大会実行委員長
賞状授与:林会長
次年度開催校挨拶:釣島常任理事(太成学院大学経営学部長)
19:00 大会閉会挨拶 :高増大会実行委員長