カテゴリー別アーカイブ: 事務局からのお知らせ
第45回文化観光研究部会(4/2)のご報告
第45回文化観光研究部会
テーマ:「広岡浅子・五代友厚ゆかりの地を巡る」
日時:2016年4月2日 午後2時~
NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインのモデルとなった広岡浅子と、その浅子に影響を与えた大阪商工会議所初代会頭の五代友厚の足跡をたどるフィールドワークを、4月2日に開催しました。
当日は、江戸時代の両替商「加島屋(のちの加島銀行)」があった場所に建つ大同生命保険本社に集合し、同本社内で開かれている「加島屋と広岡浅子」展を見学。このあとまち歩きに移り、世界初の本格的な先物取引が江戸時代に行われていた堂島米会所跡、広岡浅子が講演をしたという大阪市中央公会堂、大阪株式取引所を設立した五代友厚の銅像がある大阪取引所、浅子の姉が嫁いだ両替商「天王寺屋」跡などを見て歩きました。
そして、本町橋の大阪企業家ミュージアムを最後に訪問し、五代友厚をはじめ、大阪産業界の発展に尽くした先人たちの足跡を、展示を見ながらたどりました。
まち歩き終了後は、近くのレストランに場所を移し、夕食を共にしながら、大阪観光に関するディスカッションをしました。
文化観光研究部会では今後も、フィールドワークを重視し、観光ビジネスに資する活動を続けます。
関西ベンチャー学会 学会誌Vol.8 論文
関西ベンチャー学会 学会誌Vol.8 論文掲載について
2016年3月に刊行されました関西ベンチャー学会 学会誌Vol.8に
掲載されております論文をご覧いただけます。
尚、学会誌につきましては会員の皆様には既にお送りさせていただいております。
↓論文をご覧になりたい場合はブルー題名の文字をクリックしてください
論 文
製造業中小企業の新規事業の好機開発の為のマネジメント仮説の提案
立命館大学 大谷 隆児・名取 隆
「製造業中小企業の新規事業の 好機開発の為のマネジメント仮説の提案 」大谷隆児・名取隆
イノベーション創出型政府調達と大学の役割 -SBIR制度に関する日米比較-
関西学院大学 中村 晃司
No Child Left Behind Act of 2001 (NCLB法)におけるアカウンタビリティ制度と 学校選択への
取り組みに関する一考察
広島大学 永田 祥子
「No Child Left Behind Act of 2001 (NCLB法)における アカウンタビリティ制度と学校選択への取り組みに関する一考察 」永田祥子
即席めん企業の成長プロセス ―「ツリー型経営戦略」の視点から―
奈良女子大学 畑中 艶子
「即席めん企業の成長プロセス―「ツリー型経営戦略」の視点から― 」畑中艶子
地方創生に資する地域経済活性化方策
大阪ガスファイナンス(株) 福嶋 幸太郎
事例研究論文
中小企業のイノベーション創出における課題と対応策
-T社による電解イオン水洗浄機開発の事例分析から-
立命館大学 名取 隆
「中小企業のイノベーション創出における課題と対応策 」名取隆
化粧品業界のグローバルおよびローカル・ブランド戦略の考察
-資生堂とアモーレパシフィックの中国市場での展開を中心に-
大阪市立大学 赤松 裕二
「化粧品業界のグローバルおよびローカル・ブランド戦略の考察」赤松裕二
事例研究
日本の中小企業経営戦略調査
―イノベーション、ビジョン、ミッションの一考察―
愛知産業大学 宮脇 敏哉 北九州市立大学 岩田 一男
ソーシャル・アントレプレナー活動としての 「福祉カフェ」
―活動理論を用いた協働過程の事例研究―
社会福祉法人豊悠福祉会、大阪市立大学 園田 裕紹
「ソーシャル・アントレプレナー活動としての 「福祉カフェ」」園田裕紹
マーケティングの視点から見るメイヨ-クリニックの医療サービスの本質:約束と信頼
(学)大阪滋慶学園 村上 薫
「マーケティングの視点から見るメイヨ-クリニックの 医療サービスの本質:約束と信頼」村上薫
関西ベンチャー学会第15回年次大会のご報告
関西ベンチャー学会第15回年次大会のご報告
「社会構造の変革期における社会起業家の役割」
関西ベンチャー学会は第15回年次大会を、2016年3月12日、大阪市中央区の大阪ガス備後町クラブで開催しました。午前中の会員総会、会員研究発表に続いて、午後から基調講演、パネルディスカッション、学生ビジネスプラン発表会を開き、会員総会では会長指名理事(16名)、監事(岸秀隆氏から井上貴司氏に交代)、2015年度監査報告、同年度決算、2016年度事業計画、同年度予算、部会実施計画の各議案がいずれも満場一致で承認されました。
会員研究発表では、企業のマーケティング戦略やイノベーション創出における大学の役割などに関する研究成果が発表されました。午後の基調講演では、地域福祉に詳しい牧里毎治・関西学院大学教授が登壇。地域における社会起業の意味などについて語りました。パネルディスカッションでは牧里教授に加え、地域で福祉事業などに取り組む三和清明、高見一夫、山王丸由紀子の各氏が登壇し、釣島平三郎・大会委員長(関西ベンチャー学会理事)による司会進行で、社会企業家の役割などについて話し合いました。
学生ビジネスプラン発表会では、関西の4大学の学生たちがビジネスプランを発表。関西学院大学のグループが発表した日本食の魅力を世界に発信する「Be a Japanese Chef!」が最優秀賞に輝きました。夕方に開催された懇親会では、学生ビジネスプラン発表会の表彰式などが行われ、会員・非会員に学生たちも加わった活発な交流・意見交換の輪ができました。以下、年次大会の趣旨と概要です。
関西ベンチャー学会 第15回年次大会
「社会構造の変革期における社会起業家の役割」
[ 趣 旨 ]
最近のグローバル化の進展に伴い、我が国は他国に対して相対的な地位が低下しつつある。それは急速な少子高齢化などによる社会保障費の急増により国家財政が緊迫してきたからである。一方で社会の複雑化と景気の低迷により地域問題が山積してきたが、先に挙げた国家や地方自治体の財政危機で多くの社会問題はお役所の行政指導では解決できなくなってきた。それで今までの社会構造を変革する新たな動きとして民間的発想から問題解決に取り組む社会起業家の活動がめだってきた。すなわち、国家や地方を再生させる一つの鍵を握っているのは社会起業家であると言われるようになった。関西ベンチャー学会では、社会構造の変革期における社会起業家の役割について考えていきたいと思う。
主 催 関西ベンチャー学会大会実行委員会
後 援
近畿経済産業局、大阪府、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所
日本政策金融公庫、関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社
毎日新聞社、日刊工業新聞社、大阪ガス
[大会プログラム ]
日 時 2016年3月12日(土)
会 場 大阪ガス備後町クラブ
10:10 受付開始
10:30 開始宣言:釣島大会実行委員長会長挨拶、
会長挨拶
10:35 関西ベンチャー学会会員総会 、
11:00 会員研究発表
研究発表1
コメンテータ :坂川弘幸(常任理事)
①11:00~11:25
赤松裕二(大阪市立大学大学院創造都市研究科博士後期課程)日本と韓国における化粧品業界のブランド戦略-資生堂とアモーレパシフィックを中心に-
②11:30~11:55
林 宏偉 (関西大学大学院社会学研究科博士後期課程)中国オンラインゲーム企業の設立と発展-盛大社に焦点をあてて-
研究発表2
コメンテータ :大久保良雄(常任理事)
中村晃司 (関西学院大学大学院国際学研究科博士後期課程)イノベーション創出型政府調達(SBIR)と大学の役割に関する日米比較
②11:30~11:55
永田祥子 (広島大学大学院教育学研究科博士課程後期)異文化理解への取り組み―アメリカの文化施設の教育プログラムに着目して―
12:00 昼食休憩(理事会)
13:00 基調講演
牧里毎治(関西学院大学人間福祉学部教授 大阪ボランティア協会理事長)
テーマ「社会構造の変革期における社会起業家の役割」
牧里毎治(まきさと つねじ)氏プロフィール
1973年 同志社大学文学部社会学科卒業
1975年 大阪市立大学大学院家政学研究科修士課程修了
1977年 大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程退学
(旧)大阪社会事業短期大学講師 (1982年)大阪府立大学社会福祉学部助教授(1990年)を経て
1995年 大阪府立大学社会福祉学部 教授
カリフォルニア大学社会福祉大学院ハ゛ークレイ校・客員研究員(1992~93年)を兼務
2001年 関西学院大学社会学部 教授
放送大学客員教授(2002~2010年)を兼務
2008年 同大学、人間福祉学部 社会起業学科 教授
学部長(2012~2013年)、大学評議員(2010~2011年)を兼務
2016年 現在に至る。
基調講演内容
牧里教授はまず、社会的問題を解決するためには、政治家・行政職員による政治的・行政的解決だけでなく、企業・事業者による経済的活動も必要と指摘し、事業で社会に役に立つ、社会を変えていくという発想が大事だと語りました。そして、西欧における難民問題のように、日本においてもニート、ひきこもり、不登校、ホームレス、虐待など、社会的排除の問題が進行しており、無縁社会という名の絆の欠如、セーフティネットの崩壊が起こっていると懸念を示したうえで、孤立している人たちに居場所と出番をつくることを事業化しなければならないと強調しました。社会的企業として注目される類型は、主婦の消費生協運動からうまれたワーカーズ・コレクティブ、低所得高齢者の失業対策から派生したワーカーズ・コープ、障碍者作業所、福祉向上に出自のあるソーシャル・ファームなどがあり、特に地方が疲弊している今は、地域社会を支える基盤としての「職域社会」が必要とされる。高齢者や障害者などが就労参加・地域貢献ができる社会、仕事でつながる社会をつらなければならない。そこに社会起業の意味があると締めくくりました。
13:45 パネルディスカッション
コーディネーター 釣島平三郎 (大会実行委員長・理事)
パネリスト
三和清明(おおさか元気ネットワーク理事長、寝屋川あいの会理事長)
高見一夫(A’ワーク創造館(大阪地域職業訓練センター)館長 (株)ワーク21企画代表取締役)
山王丸由紀子(フェリスモンテ理事長、住民参加型在宅福祉サービス団体全国連絡会代表幹事)
パネリストのご紹介
三和清明(みわ きよあき)氏プロフィール
現職 おおさか元気ネットワーク理事長、寝屋川あいの会理事長
1938年生まれ 神戸大学経済学部卒
資格 中小企業診断士、インキュベーション・マネージャー
経歴 1961年 松下電器産業入社 製造事業部(白物家電 住宅設備 空調)&設備営業本部
2001年 NPO法人 寝屋川あいの会設立(理事長)
2004年 NPO法人 北大阪経営支援マスターズ(理事長)(地域中小企業経営支援)
2004年 NPO法人 地域通貨『ねやがわ』設立(理事長)
2005年 NPO法人 おおさか元気ネットワーク(理事長)
2006年 NPO法人 寝屋川市駅周辺まちづくりネットワーク(副理事長)
高見一夫(たかみかずお)氏プロフィール
株式会社ワーク21企画代表取締役、中小企業診断士。中小企業の経営相談、経営支援に従事しつつ、障がい者の仕事づくり、福祉のまちづくり等に関する調査・研究・企画、コミュニティビジネスの支援に取り組んでいる。
NPO法人おおさか元気ネットワーク副理事長、大阪府商工会連合会地域貢献型企業経営サポートセンター専門相談員、A´ワーク創造館(大阪地域職業訓練センター)館長を務める。
山王丸由紀子(さんのうまるゆきこ)氏プロフィール
1947年生まれ。関西学院大学文学部卒業。
父の介護の経験から1999年に特定非営利活動法人フェリスモンテを設立し、理事長に就任。
自分たちが住み慣れた地域で最期まで暮らせるようにと、できることから活動を開始。
たすけあいサービス(住民参加型在宅福祉サービス)、介護保険事業(ヘルパー派遣、ケアプラン、デイサービス)、配食サービス、グループハウス、コミュニティ喫茶、つどいの広場事業(乳幼児とその保護者の交流)、プレ幼稚園(幼児一時預かり)、就労困難者等支援、障害者総合支援事業(ヘルパー派遣)、移動サービス、サークル活動など、大阪市の旭区、生野区を拠点に約100名のスタッフ・ボランティアで実施。
住民参加型在宅福祉サービス団体全国連絡会代表幹事(2006年~)、大阪市立古市生涯学習ルーム「楽しい茶道教室」講師、NPO法人おおさか元気ネットワーク理事(2005年~)、大阪宅老所グループハウス連絡会世話人代表(2005年~)、大阪有償ボランティア団体連絡会代表(2015年~)を兼務。
15:10 休憩
15:20 学生ビジネスプラン発表会
司会 釣島大会実行委員長
審査委員長 三根早苗(理事)
審査委員 大野長八(常任理事)、大久保良雄(常任理事)
①15:20~15:35
村田あす実、藤沢柚奈、藤井大地(関西学院大学国際学部) Be a
Japanese Chef!
②15:35~15:50
中野愛菜 (近畿大学経営学部) ごはんのお供から次世代へ繋げる~阪神・淡路大震災を風化させない~
③15:50~16:05
池原梨奈(大阪経済大学情報社会学部) ウェアラブル端末を用いた健康管理・応急手当サービス「BANDICAL」
④16:05~16:20
田丸綜一郎(追手門学院大学経営学部) デート下見代行サービス
16:30 閉会挨拶 釣島大会実行委員長
17:00~ 懇親会
司会:宮田副会長
学生ビジネスプラン授賞式
受賞式の司会:釣島大会実行委員長
賞状授与:林会長
次回大会開催の挨拶:深見理事(四天王寺大学)
19:00 大会閉会挨拶:釣島大会実行委員長
2015年度第2回講演会(10/29)のご報告
2015年度第2回講演会(10/29)のご報告
関西ベンチャー学会は2015年度第2回講演会(全体例会)を2015年10月に開催しました。講演会の概要は以下の通りです。
【関西ベンチャー学会 2015年度 第2回講演会】
日時:2015年10月29日(木)18:30~20:00
テーマ:起業家活動とイノベーションに関する実証研究
講師:加藤雅俊・関西学院大学経済学部准教授(博士[商学]一橋大学)
場所:備後町クラブ 3階A会議室
大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル8階
内容
関西ベンチャー学会では、2016年度の事業として、「関西における起業促進のための提言」を発表する予定です。2015年度第2回講演会は、その提言に向けての勉強会として開きました。
加藤准教授は企業経済学、産業組織論を専門としています。今回は、どのようなスタートアップ企業が開業後に優れたパフォーマンスを実現するのかをテーマとする実証研究について、結果を話していただきました。
加藤准教授によると、スタートアップの登場は、競争促進、雇用創出、イノベーション実現において重要な意味を持っていますが、日本においては、スタートアップを対象としたデータが整備されていません。このため、加藤准教授らは2008年から2011年にかけて、計4回の継続アンケート調査を、スタートアップ企業を対象に実施しました。その結果、次のようなことがわかりました。
1、研究開発型とそれ以外のスタートアップで成長率に差は見られないが、前者においてはより積極的な研究開発をしている企業ほど成長する傾向にある。また、研究開発型企業に対する開業支援は成長に貢献している。
2、創業者の人的資本は研究開発投資の水準を高めることによって、結果的にイノベーション成果に貢献する。
3、創業者の人的資本は「実際の」研究開発投資だけでなく、「必要な」研究開発投資にも影響を与える。したがって、人的資本は、研究開発のための資金調達ギャップ(the funding gap for R&D)の軽減に必ずしも貢献しない。能力のある起業家でさえ、思うように研究開発のための資金調達ができていない。
このため、研究開発型企業に対する支援の必要性は大きい、特に、成長ポテンシャルの高い起業家に対してより重点的に支援すれば、より効率的なイノベーション実現が可能かもしれないと、加藤准教授は述べました。
講演の後は参加した会員との間で質疑応答が展開され、講演会終了後の交流会でも、活発な議論が続きました。
研究部会「ママから生まれた地域ビジネス」(5/16)のご案内
下記の通り、2016度の女性起業家研究部会を開催しますので、奮ってご参加ください。
【テーマ】「ママから生まれた地域ビジネス」行政・企業も巻き込んだ子育て応援の地域活性化イベント
【日時】 5月16日(月)18:30~20:00
【場所】 備後町クラブC1,2会議室(大阪市中央区備後町3-6-14アーバネックス備後町ビル3階=地下鉄本町駅下車・1番出口から徒歩1分)
【発表者】 マミー・クリスタル 代表 新田昌恵さん
【内容】「何もないまち」と言われ続けた摂津市で、ママたちの井戸端会議から生まれた市最大級のイベント「摂津まるごとマーケット」ができるまでのストーリーと、そこから見えてきた課題の解決に向けた今後の取組みについてお話します。もともと市にあった強みを集結したことで生まれた地域の新しい魅力。それを広めるために行ったプロモーション。地域住民自身が行動し、「できない」理由ではなく「できる」方法を考えて、前に進めていった地域プロジェクトの一つの事例です。
【発表者プロフィール】
・マミー・クリスタル 代表
・サニー・クリスタル・ジャパン 代表
・摂津まるごとプロジェクト(NPO法人申請中) 理事長
1982年生まれ。大阪市出身。摂津市在住。子どもは小3と小5の娘二人。
2011年5月、摂津市にて、子連れで楽しめる習い事ママサークル「マミー・クリスタル」を設立。
子どもと一緒にママ達の交流ができる習い事イベントを月に4〜5回開催。SNSや口コミで広がり現在、登録メンバーは約540名。これまで大小200回以上のイベントを開催し、のべ1,500組以上の親子が参加。
2013年9月、摂津市にて「摂津まるごとマーケットVol.1」を開催。
子育て中の母親が中心となって、実行委員会を結成し、子育て支援と地域活性化を目的に、行政や市民団体、企業、商店、学校など摂津市をまるごと巻き込んだ市最大級のイベントを実施。
2014年9月の「摂津まるごとマーケットVol.2」は4,500人を動員。2015年9月の「摂津まるごとマーケットVol.3」は5,500人を動員。
2016年からは「摂津まるごとプロジェクト(NPO法人申請中)」を立ち上げ、地域住民が地域を面白くしていく仕組みを創り出していく。
参考
マミークリスタル
http://www.c-sqr.net/c/mommy_crystal/
【参加費】 関西ベンチャー学会会員 無料、 一般 1000円
【申込先】女性起業家研究部会主査 三根早苗 sanae@wakrak.com
第45回文化観光研究部会開催のお知らせ
第45回文化観光研究部会
広岡浅子・五代友厚ゆかりの地を巡る
NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインのモデルとなった広岡浅子と、広岡浅子に影響を与えた大阪商工会議所初代会頭の五代友厚の足跡をたどるフィールドワークを開催します。江戸時代の両替屋「加島屋(のちの加島銀行)」があった場所に建つ大同生命本社を起点に、桜がきれいな中之島かいわいや、かつて両替屋が立ち並んでいた北浜・高麗橋近辺を歩き、時間があれば本町橋の大阪企業家ミュージアムも訪問します。
まち歩きは17時ごろ終了の予定。そのあとは場所を変えて大阪観光に関するディスカッションも予定しています。奮ってご参加ください。
日時:4月2日(土) 14:00集合
集合場所:大同生命保険本社入口(大阪市西区江戸堀1-2-1=地下鉄肥後橋駅下車すぐ)
大同生命本社内で開かれている「加島屋と広岡浅子」展を見学した後、まち歩きに移りますが、コースは当日ご説明します。
申し込み:坂川(mail to=hiroyuki.sakagawa@nex.nikkei.com)
または、関西ベンチャー学会事務局まで
関西ベンチャー学会 第15回年次大会 当日プログラムのご案内
関西ベンチャー学会 第15回年次大会
「社会構造の変革期における社会起業家の役割」
[ 趣 旨 ]
最近のグローバル化の進展に伴い、我が国は他国に対して相対的な地位が低下しつつある。それは急速な少子高齢化などによる社会保障費の急増により国家財政が緊迫してきたからである。一方で社会の複雑化と景気の低迷により地域問題が山積してきたが、先に挙げた国家や地方自治体の財政危機で多くの社会問題はお役所の行政指導では解決できなくなってきた。それで今までの社会構造を変革する新たな動きとして民間的発想から問題解決に取り組む社会起業家の活動がめだってきた。すなわち、国家や地方を再生させる一つの鍵を握っているのは社会起業家であると言われるようになった。関西ベンチャー学会では、社会構造の変革期における社会起業家の役割について考えていきたいと思う。
主 催 関西ベンチャー学会大会実行委員会
後 援
近畿経済産業局、大阪府、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所
日本政策金融公庫、関西ニュービジネス協議会、日本経済新聞社大阪本社
毎日新聞社、日刊工業新聞社、大阪ガス
[大会プログラム ]
日 時 2016年3月12日(土)
会 場 大阪ガス備後町クラブ
10:10 受付開始
10:30 開始宣言:釣島大会実行委員長会長挨拶
会長挨拶
10:35 関西ベンチャー学会会員総会 (ホール会場) 、
11:00 会員研究発表
研究発表1
コメンテータ :坂川弘幸(常任理事)
会場: A会議室 (発表20分、質疑応答5分 計25分)
発表時間 | 発表者 | 所属 | テーマ |
① 11:00~11:25 |
赤松裕二 | 大阪市立大学大学院 創造都市研究科博士後期課程 |
日本と韓国における化粧品業界のブランド戦略 -資生堂とアモーレパシフィックを中心に- |
② 11:30~11:55 |
林 宏偉 | 関西大学大学院社会学研究科博士後期課程 | 中国オンラインゲーム企業の設立と発展:盛大社に焦点をあてて |
研究発表2
コメンテータ :大久保良雄(常任理事)
会場: ホール会場 (発表20分、質疑応答5分 計25分)
発表時間 | 発表者 | 所属 | テーマ |
① 11:00~11:25 |
中村晃司 | 関西学院大学大学院国際学研究科博士後期課程 | イノベーション創出型政府調達(SBIR)と大学の役割に関する日米比較 |
② 11:30~11:55 |
永田祥子 | 広島大学大学院教育学研究科博士課程後期 | 異文化理解への取り組み―アメリカの文化施設の教育プログラムに着目して― |
12:00 昼食休憩(理事会) 会場:C会議室
13:00 基調講演 会場:ホール会場
牧里毎治(関西学院大学 人間福祉学部教授 大阪ボランティア協会理事長)
テーマ「社会構造の変革期における社会起業家の役割」
牧里毎治(まきさと つねじ)氏プロフィール
1973年 同志社大学文学部社会学科卒業
1975年 大阪市立大学大学院家政学研究科修士課程修了
1977年 大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程退学
(旧)大阪社会事業短期大学講師 (1982年)大阪府立大学社会福祉学部助教授(1990年)を経て
1995年 大阪府立大学社会福祉学部 教授
カリフォルニア大学社会福祉大学院バークレイ校・客員研究員(1992~93年)を兼務
2001年 関西学院大学社会学部 教授
放送大学客員教授(2002~2010年)を兼務
2008年 同大学、人間福祉学部 社会起業学科 教授
学部長(2012~2013年)、大学評議員(2010~2011年)を兼務
2016年 現在に至る。
社会活動
日本地域福祉学会理事(1987年~2005年)、事務局長(1996年~2000年)を経て、副会長(2002年~2005年)
会長(2008年~2014年),副会長(2014年~現在)
日本地域福祉学会・地域福祉計画研究プロジェクト研究代表(2004年~2006年)
日本社会福祉実践理論学会理事(2002年~2005年)・副会長(2006年~2010年)
日本ソーシャルワーク学会理事(2010年~現在).日本社会福祉学会理事(2001年~2007年、2010年~2013年)
副会長(2012年~2013年)日本福祉社会学会理事(2004年~2005年、2007年~2011年)学術振興会、科学研究費委員会専門委員(2000年~2001年)(2005年~2006年)(2010年~現在) 日本学術会議 社会保障・社会福祉研究連絡委員(2000年~2006年)
日本学術会議 連携委員「社会学」(2006年~現在)大学評価・学位授与機構、大学評価委員会評価委員(2003年~2005年社会福祉振興試験センター・社会福祉士国家試験委員会・出題委員(1994年~1999年)、副委員長(2006年~2009年)
また、大阪府社会福祉審議会委員(2002年~2013年)・同委員長(2011年~2013年)
大阪ボランティア協会理事長(2010年~現在)、宝塚NPOセンター理事長(2005年~2008、2011年~現在)、
全国校区・小地域福祉活動サミット名誉実行委員長(2007年~現在)など
その他、大阪府、大阪市、堺市、豊中市、神戸市、西宮市、芦屋市、宝塚市などの地域福祉(支援)計画策定委員長,推進委員会委員長などを務める。
13:45 パネルディスカッション
コーディネーター 釣島平三郎 (大会実行委員長・理事)
パネリスト
三和清明(おおさか元気ネットワーク理事長、寝屋川あいの会理事長)
高見一夫(A’ワーク創造館(大阪地域職業訓練センター)館長 (株)ワーク21企画代表取締役)
山王丸由紀子(フェリスモンテ理事長、住民参加型在宅福祉サービス団体全国連絡会代表幹事)
パネリストのご紹介
三和清明(みわ きよあき)氏プロフィール
現職 おおさか元気ネットワーク理事長、寝屋川あいの会理事長
1938年生まれ 神戸大学経済学部卒
資格 中小企業診断士、インキュベーション・マネージャー
経歴 1961年 松下電器産業入社 製造事業部(白物家電 住宅設備 空調)&設備営業本部
2001年 NPO法人 寝屋川あいの会設立(理事長)
2004年 NPO法人 北大阪経営支援マスターズ(理事長)(地域中小企業経営支援)
2004年 NPO法人 地域通貨『ねやがわ』設立(理事長)
2005年 NPO法人 おおさか元気ネットワーク(理事長)
2006年 NPO法人 寝屋川市駅周辺まちづくりネットワーク(副理事長)
高見一夫(たかみかずお)氏プロフィール
株式会社ワーク21企画代表取締役、中小企業診断士。中小企業の経営相談、経営支援に従事しつつ、
障がい者の仕事づくり、福祉のまちづくり等に関する調査・研究・企画、コミュニティビジネスの支援に取り組んでいる。
NPO法人おおさか元気ネットワーク副理事長、大阪府商工会連合会地域貢献型企業経営サポートセンター専門相談員、A´ワーク創造館(大阪地域職業訓練センター)館長を務める。
山王丸由紀子(さんのうまるゆきこ)氏プロフィール
1947年生まれ。関西学院大学文学部卒業。
父の介護の経験から1999年に特定非営利活動法人フェリスモンテを設立し、理事長に就任。
自分たちが住み慣れた地域で最期まで暮らせるようにと、できることから活動を開始。
たすけあいサービス(住民参加型在宅福祉サービス)、介護保険事業(ヘルパー派遣、ケアプラン、デイサービス)、配食サービス、グループハウス、コミュニティ喫茶、つどいの広場事業(乳幼児とその保護者の交流)、プレ幼稚園(幼児一時預かり)、就労困難者等支援、障害者総合支援事業(ヘルパー派遣)、移動サービス、サークル活動など、大阪市の旭区、生野区を拠点に約100名のスタッフ・ボランティアで実施。
住民参加型在宅福祉サービス団体全国連絡会代表幹事(2006年~)、大阪市立古市生涯学習ルーム「楽しい茶道教室」講師、NPO法人おおさか元気ネットワーク理事(2005年~)、大阪宅老所グループハウス連絡会世話人代表(2005年~)、大阪有償ボランティア団体連絡会代表(2015年~)を兼務。
15:10 休憩
15:20 学生ビジネスプラン発表会
司会 釣島大会実行委員長
審査委員長 三根早苗(理事)
審査委員 大野長八(常任理事)、大久保良雄(常任理事)
会場: ホール会場 (発表10分、質疑応答5分 計15分)
発表時間 | 発表者 | 所属 | テーマ |
15:20~15:35 | 村田あす実 藤沢柚奈 藤井大地 |
関西学院大学 国際学部 | Be a Japanese Chef! |
15:35~15:50 | 中野愛菜 | 近畿大学経営学部 | ごはんのお供から次世代へ繋げる~阪神・淡路大震災を風化させない~ |
15:50~16:05 | 池原梨奈増田理絵子 | 大阪経済大学 情報社会学部 | ウェアラブル端末を用いた健康管理・応急手当サービス「BANDICAL」 |
16:05~16:20 | 田丸綜一郎 | 追手門学院大学 経営学部 | デート下見代行サービス |
16:30 閉会挨拶 釣島大会実行委員長
17:00~ 懇親会開始 会場:備後町ビル2階レストラン
司会:宮田副会長
学生ビジネスプラン授賞式
受賞式の司会:釣島大会実行委員長
賞状授与:林会長
次回大会開催の挨拶:深見理事(四天王寺大学)
19:00 大会閉会挨拶 :釣島大会実行委員長
[ 会場案内 ]
大阪ガス備後町クラブ
大阪市中央区備後町3-6-14 アーバネックス備後町ビル2・3階
[ 会場へのアクセス ]
地下鉄御堂筋線 本町駅①号出口下車1分
[大会参加費]
会員 | 非会員 | |||
一般 | 学生 | 一般 | 学生 | |
事前 | 3,000円 | 1,000円 | 5,000円 | 2,000円 |
当日 | 3,500円 | 1,500円 | 5,500円 | 2,500円 |
懇親会 | 3,000円(会場にてお支払下さい) |
*必ず会費の振込みを事前に行って下さい。事前の会費納入がない場合は当日申込み料金となります。
(懇親会費は除く)
事前振込の受付は、3月7日(月)までです。
参加申込は下記フォームへご入力ください。
第17回関西ベンチャー学会九州研究部会開催
関係者各位
第17回関西ベンチャー学会九州研究部会開催のお知らせをいたします。
イノベーションの時代は、変化の連続が求められています。本研究会のメンバーと近年製品開
発をおこなってきましたが、全国紙の日本農業新聞に取りあげられた金属のゴミからできた「畑
まもるくん」に期待しています。これまでも木材のゴミから、積み木セットやふぞろいな積み木、
イチジクのジュレやケーキを発売してきました。それらの商品が12点となりました。
研究会は、様々な方が参加していただいています。今回も活発な発表をお待ちしています。
■日時:2016年2月20日15:00から
■場所:福岡市博多区博多駅前、筑紫口の博多第一ホテル2F
発表者予定者は、5名です。実践女子大学、四天王寺大学、愛知産業大学、北九州市立大学、
九州情報大学大学院です。
研究会終了後17:30から、近くのお店で懇親会を開催いたします。
九州研究部会主査 宮脇敏哉(愛知産業大学)090-7980-8667
幹事 深見 環(四天王寺大学)
医療・福祉研究部会の活動休止について
医療・福祉研究部会は、発足以来、医療・福祉に関する様々な研究活動を行ってまいりましたが、このほど活動を休止し、解散することとなりました。これまで活動をお支えいただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
知的財産研究部会開催報告
2016年2月3日に大阪工大のうめきたナレッジセンターにて、
境特許事務所、境正寿所長による、
知的財産を活用したオープン・イノベーションを促すイノベーションモデル
~特許権の信託を念頭において~を開催しました。