第7回ビジネスモデルとベンチャー研究部会開催のご案内
日時:2021年5月8日(土)10:00~12:30
場所:オンライン(ZOOM)で行います。
参加申込:(参加費は無料)メールで下記をご記入の上、お申し込みください。5月7日~8日に、ご記入頂いたメールアドレス宛にZOOM会場に入場用のURL,ID/PWをお送りします。申し込みの表題は「第7回ビジネスモデルとベンチャー研究部会に参加」でお願いします。1.お名前:( ) 2.ご所属名:( ) 3.メールアドレス:( ) 4.電話番号:( ) 宛先(申込受付)konishikazu@gmail.com(主査:小西一彦)
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第1報告:「ネクストシリコンバレー、イスラエルのエコシステム」(10:00~11:00)
講師:三森八重子氏(関西ベンチャー学会会員、大阪大学・招聘教授)
<プロフィール> 文部科学省科学技術政策研究所, 独立行政法人理化学研究所, 国立大学法人東京工業大学, 国立大学法人筑波大学国際経営プロフェッショナル専攻(MBA-IB)准教授を経て, 2015年より国立大学法人大阪大学高等教育入試研究開発センター教授。2020年4月より大阪大学招聘教授。米ハーバード大学ケネディスクールより行政学修士(MPA)取得。東北大学大学院工学研究科技術社会システム専攻より 博士(工学)取得。専門は技術経営・技術管理(MOT)。PICMET, 米国科学振興協会(AAAS), IEEE, 研究イノベーション学会(評議員), 日本MOT学会(理事),日本経営システム学会(常任理事), 日本生産管理学会(代議員), 関西ベンチャー学会会員。日米研究インスティチュート(USJI)(協力員)。東洋大学国際学部グローバルイノベーション学科非常勤講師、筑波大学大学院医学医療系非常勤講師。
<講演内容の概要>イスラエルは日本の四国ほどの領土しかないが、イノベーションの先進国として注目を集めており、第2のシリコンバレーとも呼ばれる。イスラエルには278社のグローバルICT企業が327のR&D拠点を置いており、多額の資金が投入されている。2018年のイスラエルへの直接投資額は210億円と、5年前に比較して倍増した。また、とりわけロシアから多くの移民を受け容れてきたこともあり、人口は過去30年で倍増した。加えてイスラエル人は家族を大切にする習性があり、出生率が3.11と比較的高く維持されている。世界の先進諸国の経済は2000年以降伸び悩んでいるが、ハイテク産業の好況を背景にイスラエルの経済は日本や欧米諸国を上回る成長率を維持している。例えば2017年のイスラエルのGDP成長率は3.3%でOECDの平均2.3%を上回った。上記のほかにも、近隣アラブ諸国との緊張関係を背景に自国のイノベーションを促進せざるをえない事情の元、イスラエルでは失敗を許容する風土と、自由で大胆な発想が許される文化が醸成された。また、イスラエルには男女とも兵役があるのだが、優秀な若者が兵役期間中に軍のインテリジェンス・ユニットに配属されることで先端技術を学ぶ機会を与えられることや、軍事技術の民間転用が推奨され、ビジネスに活用され易いなどの特殊な要因もある。本講演ではこの小さな技術大国であるイスラエルを取り囲む各種の条件を解説し、イスラエルの「イノベーション・エコシステム」を分析し、日本への適用可能性を考え提案する。軍隊を持たない日本に、例えば軍隊のインテリジェンス教育を1つの柱としているイスラエルのエコシステムのスキームをそのまま持ち込むことはもちろんできない。イスラエルのイノベーション・エコシステムから日本でも活用できる要素を分析し、提案したい。
目次:1.初めに、2.イスラエルの歴史、3.イスラエルの経済、4.イスラエルの産業構造、5.イスラエルのエコシステム(1.米国シリコンバレーのエコシステム、2.イスラエルのエコシステム、3.日本とイスラエルの比較)、6.ディスカッション、7.結論
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第2報告:「ニューノーマルを見据えた デジタルトランスフォーメーション」(11:00~12:00)
講師:村上 健志氏(日本マイクロソフト株式会社 グループコントローラー)
<プロフィール>2011年、日本マイクロソフト株式会社に入社。国内、および米国マイクロソフト本社にてファイナンス部門、日本マイクロソフトの社長補佐を経験し、2020年10月より現職。マイクロソフト入社以前は、シティバンク N.A、大和証券、 Dell で、主に経営企画、ファイナンス部門を経験。2021年から英国NPO法人FP&A Trends Groupの AI/ML Committeeの役員会メンバーとして参画。国内外の企業向けに、Financeや経営企画部門における機械学習やAI活用、DX事例やデータ活用の講演を実施。
<講演内容の概要>コロナ禍の中、さまざまな業界でビジネスモデルの刷新としてDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している。アフターコロナを見据え、企業がいかに機械学習やAIといったテクノロジーを活用し、データを使った効果的・効率的な意思決定、データドリブンの経営にシフトしているか。デジタルトレンドとDXの真のメリットとは何か。マイクロソフトの社内事例を紹介しながら、企業が抱える課題と対策について考えたい。講演者が現在所属している、Finance部門、経営企画/管理、財務、経理部門等、データを扱う部門が求められるスキル、資質の変化についても触れたい。
目次:1.ITの急激な進化がもたらす「経営環境の変化」、2.ニューノーマルを見据えたDXの実現に向けて、3.ファイナンス・経営管理部門における課題と対策。a.データを可視化する b.データで意思決定する c.データから予測する d. 議論を活性化させる。4.Key Message: まとめ
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◆上記の講演と質疑応答の後、講演者を囲んで、若干の交流会を行います(参加自由)(12:00~12:30)