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第13回年次大会のご報告

関西ベンチャー学会 第13回年次大会

「未来を拓くソーシャルベンチャーへの期待」

2014年関西ベンチャー学会の第13回年次大会が、2014年3月16日、関西学院大学大阪梅田キャンパスで開催されました。午前中の会員総会、会員研究発表に続いて、午後から基調講演、パネルディスカッション、学生ビジネスプラン発表会が行われ、会員研究発表では、知的財産・マーケティング戦略などに関する研究成果が発表されました。午後の基調講演では、ホームレスの人たちが販売する雑誌「ビッグイシュー日本版」を発行している(有)ビッグイシュー日本の佐野章二代表が登壇。企業としてこの事業を推進する意義などについて語りました。パネルディスカッションでは佐野代表に加え、近畿労働金庫地域共生推進部の法橋聡部長、(株)プラスリジョンの福井佑実子代表取締役も登壇し、林茂樹関西ベンチャー学会会長による司会進行で、ソーシャルベンチャーを巡る現状と課題などについて議論しました。学生ビジネスプラン発表会では、関西の5つの大学の学生たちがビジネスプランを発表。大阪市立大学大学院の小笠原恭子さんが最優秀賞に輝きました。夕方に開催された懇親会では、会員・非会員を含めた参加者に学生たちも加わり、交流の輪がいくつもできました。

[ 趣 旨 ]

現代社会には、貧困、格差、教育、環境保護、高齢者・障害者の介護・福祉から子育て支援、まちづくり等に至るまで、多種多様な新たな社会的課題が顕在化しつつあり、これらの社会的課題をビジネスとして解決するソーシャルベンチャーや社会起業家への期待が高まっています。ボランティア活動や行政による補助金に依存する従来型でなく、優れた事業モデル、ノウハウ・技術の蓄積、有効なマーケティング活動、多様な資金調達や有能な人材の確保、効果的な財務活動や組織マネジメントを取り入れた持続可能なソーシャルビジネスを育成する必要があります。今回の年次大会は、この分野で優れた業績を収めている企業経営者による基調講演とパネルディスカッションを中心に構成し、ソーシャルビジネスのあり方や成功要因、新たな可能性について探求してまいります。

[大会プログラム ]

日 時 2014年3月16日(日) 10時30分開会

会 場 関西学院大学大阪梅田キャンパス

10:30 会長挨拶、主催校挨拶

10:35 関西ベンチャー学会会員総会

11:00 会員研究発表
開始・終了宣言:定藤大会実行委員長

*研究発表1* コメンテータ:釣島平三郎(太成大学)

①11:00~11:25
北真収・岡山大学大学院社会文化科学研究科教授
ベンチャー創業期の信頼構築の糸口―参入価格設定のケース―

②11:30~11:55
寺地洋之・大阪工業大学建築学科准教授
宮脇一・情報工房株式会社代表取締役
北村光司・Seiju 国際知財事務所所長弁理士
下出一・株式会社サピエンティスト代表取締役
知財の強み・弱みと顧客ターゲットの組み合わせに着目した知財評価技法に関する考察

*研究発表2* コメンテータ:文能照之(近畿大学)

①11:00~11:25
名取隆・立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授
中小企業のウェブサイトマーケティングの効果と課題

②11:30~11:55
大野長八・大野アソシエーツ代表
高齢化社会と女性の時代・事例研究・女性専用フィットネス・カーブス

12:00 昼食休憩(理事会)

13:00 基調講演

講師:ビッグイシュー日本代表 佐野章二氏

テーマ:「ホームレスをビジネスパートナーにする―ビッグイシュー10年の試みを通して―」

佐野章二氏プロフィール

1941年大阪生まれ。(有)ビッグイシュー日本共同代表。大学職員、都市問題コンサルタント事務所、地域調査計画研究所の開設を経て、2003年から現職。07年にはNPO法人「ビッグイシュー基金」を設立、理事長兼務。2003年9月に雑誌『ビッグイシュー日本版』創刊現在235号発売中。独立事務所時代にはNPO法策定のための基礎調査や制定作業を行う。2010~11年内閣府「新しい公共円卓会議」委員を務める。

佐野氏講演概

基調講演を行った佐野章二氏は、ホームレスの人たちが販売する雑誌「ビッグイシュー日本版」を2003年9月に創刊しました。現在は全国16都市で150人近い人が販売しています。累計発行部数はおよそ600万冊に達しています。佐野氏は「日本におけるホームレス問題は失業問題。仕事がないから住居もなくなり、人とのきずなもなくなって孤立してしまう。ホームレスにしかできない仕事をつくれば、これらの人たちは自立できるのではないか」と考えたことがきっかけだったと語り、NPOではなく企業として立ち上げたのは「事業性を持たせ大きくすることで、ホームレスの人たちの仕事をたくさんつくりたい」という思いからだったと説明しました。また、「この事業には①若者の活字離れが進んでいる②雑誌の路上販売の文化がない③無料の情報が多い④ホームレスからは買わない――という四重苦があり、当初人からは絶対に失敗すると言われていた」ものの、女性が多く買ってくれたり、路上販売に対する規制も「移動販売」ということでクリアしたりといったことで、継続ができていると語りました。そして佐野氏は「ホームレスの人たちの自立を市民がサポートするプロジェクトとして立ち上げた認定NPO法人・ビッグイシュー基金と、会社組織のビッグイシュー日本が車の両輪となり、自立への支援を強化。失敗した人たちがもう一度チャンスを得て立ち上がる社会をつくるため、ホームレスの人たちとパートナーを組んで活動を続けたい」と結びました。

14:00 パネルディスカッション

テーマ:「未来を拓くソーシャルベンチャーへの期待」

コーディネーター:林茂樹(大阪工業大学知的財産学部教授)

パネリスト:
ビッグイシュー日本代表 佐野章二氏
近畿労働金庫地域共生推進部部長 法橋 聡氏
(株)プラスリジョン代表取締役 福井佑実子氏

法橋 聡氏プロフィール(2014年2月末)

1999年から約2年間、近畿ろうきんからNPOへの出向経験を持つ。意思のあるお金をつないで地域に循環させる「社会的金融」を目指して近畿圏を東奔西走してきた。これまで、大阪府「地域福祉支援計画推進委員会」委員、神戸市「ソーシャルベンチャーアワード」委員、内閣府「新しい公共支援事業・運営会議」委員などにも携わる。

福井佑実子氏プロフィール

民間企業、国立大学産学連携組織勤務(産業クラスター内ネットワーキングを担当)を経て現職。社名プラスリジョンには、常に「プラスする」のは「リジョン(融合)」の視点で、という活動方針を込めている。「融合」をキーワードに分野横断的ネットワークを活かしながら障害のある人の働く場づくりを事業的手法て?確立することをめざす。農業分野との融合事例として、「オニオン・キャラメリゼ(玉葱飴色炒め)」のプロデュース実績がある。ETIC.主催STYLE2004入賞(2004年)、NEC社会起業塾6期生(2007年)、SVP東京 協働採択(2009年)大阪府第4次福祉計画策定委員(2010~2011年)農林水産省6次産業化プランナー(2012年~)、ユニバーサル社会づくり賞・兵庫県知事賞(2013年)

15:10 休憩

15:20 学生ビジネスプラン発表会

司会 宮田由紀夫(関西学院大学)
審査委員長 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)
審査委員 大野長八(大野アソシエーツ代表)、宮田由紀夫(関西学院大学)

①15:20~15:35 神中智博(関西学院大学国際学部) E-Food 東南アジアにおける食の安全と環境対策に取り組む

②15:35~15:50 松浦麻奈未 出店純一 野田勝也(大阪経済大学経営情報学部) 受験・就職活動支援ポートフォリオサービス~ユーザー属性を踏まえた広告ビジネスの提案~

③15:50~16:05 小松史典 吉田竜也 池本さやか 浦崎雄太郎(近畿大学経営学部) 茶カスに秘めた可能性

④16:05~16:20 仲村厚輝(追手門学院大学経営学部) SMASHION

⑤16:20~16:35 小笠原恭子(大阪市立大学大学院文学研究科教育学専修) 障害者に経済的自立を!-働く場の拡充-

16:35 閉会挨拶 定藤大会実行委員長

17:00 懇親会(新阪急ホテルアネックス1階クレール)

司会:宮田常任理事
挨拶・乾杯 林 会長
学生ビジネスプラン授賞式 林会長
受賞式の司会:宮田常任理事
賞状授与:林会長
次年度開催校挨拶:関西大学

19:00  大会閉会挨拶 :定藤大会実行委員長

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2013年度例会活動のご報告

2013年度の例会活動のご報告

関西ベンチャー学会は2013年度の例会(シンポジウム)を9月に開催しました。概要は以下の通りです。

【関西ベンチャー学会 2013年度シンポジウム】

テーマ 「ミャンマー、バングラデシュ・・・・ 新・新興国のビジネスチャンス」

日 時  9月30日(月) 午後6時半~9時半

講演会 午後6時半~8時半  交流会 午後8時半~9時半

場 所  大阪産業創造館・6階会議室B

講 師  藤田幸一・京都大学東南アジア研究所教授

赤畑俊一・第一コンピュータリソースグローバルサービス事業本部長

(聞き手)林茂樹・関西ベンチャー学会会長

内 容

国内市場の縮小などに直面する日本はじめ先進国は、新たな市場や生産拠点を求め、ミャンマー、バングラデシュ、ラオス、カンボジアなど新・新興国への進出を加速させています。そこで、新・新興国論に詳しい京都大学東南アジア研究所の藤田幸一教授と、新・新興国ビジネスで先行するIT企業・第一コンピュータリソースの赤畑俊一グローバルサービス事業本部長に、現状や課題などについてそれぞれ報告をいただきました。

最初に登壇した藤田教授は、まず「東アジア、東南アジア、南アジアの社会構造はそれぞれ異なっており、これらの地域のいわゆる新・新興国でベンチャービジネスを軌道に乗せるためには、日本とはどういう国かを知り、実際に現地に行って日本との文化の違いを体で理解することが重要」と強調。「文化の全く違う国でのビジネスには根性が必要であり、大阪商人の根性を受け継ぐ関西人にこそ出番がある」と語りました。

その上で、特にバングラデシュとミャンマーの2国について、「バングラデシュは階層性の強い社会で、あまり勤勉とは言えない国民性を持っている。ミャンマーは王朝時代から続く極端なトップダウン方式が浸透しており、同じ東南アジアでも、タイとは違って融通の利かない国民性がある」と、特徴を述べました。具体的には「バングラデシュは最近の経済成長率がおよそ6%に達する国となっているが、輸出の大半を縫製品に頼っている。かつて非常に低かった女性の労働参加率が1980年代半ば以降目覚しく増え、その女性たちの低賃金労働を支えに縫製業が急成長した」と解説。「まだ政治が不安定でゼネストが頻発し、治安も悪い。役人の汚職も横行している。首都ダッカの交通混雑、主要港湾のチッタゴン港の施設狭隘・老朽化、深刻な電力不足など、インフラにも様々な問題を抱えている」と問題点を指摘しながらも、「それでも海外からの投資は増えている。縫製業には広い裾野産業が存在し、発展をしているし、将来は中間管理部門の労働者の増加、一般大衆の貧困削減・購買力向上なども予想されるためだ」と期待を語りました。

ミャンマーについては「軍政から民政への移管を果たしたものの、まだ古い政治経済制度が残っており、インフラの未整備、産業基盤の弱さ、ヤンゴンの道路混雑・ホテル事情の悪さなどの問題もあるものの、多様で豊かな自然農業資源があり、中国とインドの緩衝地帯という地政学的に重要な位置に存在する国というメリットがある。豊富で案かな労働力があり、消費市場としての魅力もある」と解説。特に「今後は農業、アグロインダストリーにチャンスがある」と強調しました。

続いて登壇した赤畑氏は、自身が社長を務めるミャンマーの現地法人・ミャンマーDCRについて、「2008年に100%日本資本の企業としてヤンゴンに設立した会社。アプリケーション・ソフトウエア開発や、ミャンマーに進出した日本の大手銀行や航空会社などに向けたネットワークサービスなどを手掛けている。日本人スタッフ5名のほか、ミャンマー人スタッフが202名いるが、公用語は日本語。トップレベルの大学・大学院から優秀な人材を採用しており、入社前からIT技術や日本語の研修を実施しているため、スタッフの日本語スキルは高い」と、概要や特徴を説明しました。

日本企業としてはいち早いミャンマー進出を決断した理由については、「先に進出していた中国で人件費が高騰し、次なるオフショア開発拠点が必要となったため、高い潜在能力と将来に対する可能性を持つミャンマーに注目した」と語り、「ミャンマーは人件費が安く、当時は日本から進出している同業者がほとんどなかったため、先駆者としてのアドバンテージも得られると考えた」と述べました。さらに、「優秀な人材が集まること、親日的なこと、仏教国・農耕民族で日本人と親和性があること、インフラは未整備だかネットでの情報交換は可能なこと、人々は勤勉で仕事や将来の目標に対するモチベーションが高いこと、ミャンマー語の文法が日本ごと似ており日本語の習得が早いこと」などを、ミャンマーの人材を活用したビジネスの魅力として挙げました。

ただ、「インフラが整備されていないこと、戦力となる人材を育成するのに時間と労力がかかること、政治的なカントリーリスクが残っていること、ビジネスの自由度が制限されており、特に外資に対する各種許認可の取得に非常に時間がかかること」などのデメリットも挙げ、「改善されつつあるものの、現地で調達できるコンピューター設備やネットワーク設備が限られている」とも指摘しました。その上で「ミャンマーでビジネスを展開するためには、現地の各種組織との密接なリレーションシップ、同業他社(現地企業)との明確な住み分け、ITインフラ状況を踏まえた情報システムの確立、JETRO、ヤンゴン日本人商工会議所、ヤンゴン日本人会を含めた日本企業とのリレーションシップ、決定事項の明確化・文書化などが重要」と、ミャンマービジネスにおける留意点を強調しました。

藤田教授、赤畑本部長の報告の後は、関西ベンチャー学会の林茂樹会長の司会で、会場参加者を交えた質疑応答に移行。ミャンマー、バングラデシュの現状や特徴、投資先としての魅力、デメリットなどについて、両講師と林会長との間で突っ込んだ形の質疑応答が展開され、会場からも活発な質問が出されました。講演会終了後は、講師を交えての交流会となり、参加者同士の情報交換の輪が広がりました。

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林会長のインタビュー記事が新聞に掲載されました

関西ベンチャー学会の林茂樹会長(大阪工業大学知的財産学部教授)のインタビュー記事が、11月5日(火)付日本経済新聞朝刊の23面、及び11月27日(水)付日経産業新聞の12面に掲載されました。

ベンチャー精神の発揮による製造業復権について熱く語っています。図書館等でぜひご一読ください。

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第12回年次大会のご報告

第12回年次大会のご報告

 

関西ベンチャー学会 第12回年次大会

「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」

 

2013年関西ベンチャー学会の第12回年次大会が、2013年3月16日に、阪南大学本キャンパスで開催されました。今回の年次大会では、午前中の会員総会、会員研究発表に続いて、午後から基調講演、パネルディスカッション、学生ビジネスプラン発表会が行われ、会員研究発表では、女性ベンチャー経営者らによる具体的な経営体験談などが関心を集めました。また午後の基調講演では、登壇した株式会社ブレインワークスの近藤昇代表取締役は、自身の豊富なアジアでのビジネス経験を踏まえ、ベンチャー・中小企業の進出可能性について語りました。パネルディスカッションではこれを受けて、実際に東南アジアでのビジネスを展開している経営者らが、ビジネスの具体例を述べ、アジアに積極的に出ていってチャンスをつかんでほしいと訴えました。続いて開かれた学生ビジネスプランでは、関西の5大学の学生たちが、若者らしいユニークな発想のビジネスプランを発表。夕方に開催された懇親会も含め、議論が絶えない熱気あふれた年次大会となりました。

 

[ 趣 旨 ]

「失われた20年」ともいわれる長期停滞の根本的な原因を探ると、1980年代末の冷戦終結以降、経済のグローバル化への対応としての経済・産業構造改革の遅れに行き着く。さらに、今世紀に入り、長期傾向としての人口現象による国内マーケットの縮小が逆風となり、日本経済は出口の見えない状況になっている。その中で、経済活性化の起爆剤としてベンチャーへの期待は大きいが、成熟化した既存の国内市場への参入には大きな困難を伴う。一方、海外、特に新興国市場に目を向けると、日本国内では必ずしもメジャーとはいえないローカル企業が特定の国で大きなシェアを占め、成功している事例が多く見られる。その成功要因を探求することにより、これからの中小・ベンチャー企業の新しい可能性を探りたい。

 

[大会プログラム ]

日 時 2013年3月16日(土)  10時00分受付開始 10時30分開会

会 場 阪南大学本キャンパス2号館3階 2301教室

10:30 会長挨拶、主催校挨拶

総合司会 梶山国宏(阪南大学経済学部教授)

会長挨拶

主催校挨拶

10:35 関西ベンチャー学会会員総会

総会司会 日野孝雄(神戸常盤大学、神戸国際医療交流財団理事)

決算報告:吉永常任理事

監査報告::岸 監事

事業計画・予算案説明:米倉副会長兼事務局長    、

11:00 選挙管理委員長挨拶・理事選挙投票受付開始

村上薫(MARKET POWER INSTITUTE 代表主席研究員)

11:00 会員研究発表

開始・終了宣言:梶山大会実行委員長

**学術研究発表 会場:2305教室**

コメンテータ :①,②釣島平三郎(太成大学)、③狩俣正雄(大阪市立大学)、

④高増明(関西大学)

①   11:00~11:20 村上薫 (MARKET
POWER INSTITUTE 代表主席研究員)

サービス企業のベンチャー的海外進出戦略

~戦略策定のための理論的フレームワークの研究~

②   11:20~11:40 吉田和男(京都産業大学経済学部客員教授)、

河野憲嗣(社団法人ソーシャルサイエンスラボ)

ベンチャービジネスの可能性としてのチェック・トランケーション

③   11:40~12:00 園田裕紹(大阪市立大学大学院 経営学研究科博士課程)

社会福祉事業領域におけるイノベイティブ起業活動の事例的研究

④   12:00~12:20 石尾和哉(京都大学博士(経済学)

イノベーション促進のための技術ロードマップ活用上の課題

**事例研究発表 会場:2301教室 **

コメンテータ :①, ②松村敦子((株)アクティア)、③,④坂川弘幸(日経新聞社大阪本社)

①   11:00~11:20 土田磯実 (株)シンキオン代表取締役社長

女性ブランディング力の経済効果ついて

②   11:20~11:40 合田由佳 (株)メルキュール代表取締役社長

「ポットに咲く心の花」中国工芸茶

③   11:40~12:00 森田祥子  株式会社Terrace代表取締役社長

お洒落な靴が履きたい ミラノ発!女性に快適で心地良いシューズライフを

④   12:00~12:20 宮脇敏哉 事業創造大学院大学事業創造研究科教授

地場産業・中小企業のクラスター地域研究 ―帯広・苫小牧と川崎の事例―

12:20 昼食休憩(理事会)

13:20 基調講演

司会:梶山大会実行委員長

講師:近藤 昇 (株式会社ブレインワークス代表取締役)

テーマ:「東南アジアにおけるベンチャーの可能性」

近藤昇氏プロフィール

1962年徳島県生まれ。ブレインワークスグループCEO。神戸大学工学部建築学科卒業。一級建築士、特種情報処理技術者の資格を有する。大手建設会社に入社後、システムエンジニアとして活躍。その後、31歳の時に株式会社ブレインワークスを設立する。創業当時より、「日本を元気に、中小企業を元気に」との思いのもと、中小企業の総合支援事業を核に、経営戦略支援、人材育成支援、ブランディング支援、セキュリティ支援、ITアウトソーシング支援など幅広い サービスを提供する。講演、セミナー活動も積極的に行い、雑誌への寄稿や新聞等から取材も多い。15年前よりベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し活動を開始。現在はベトナムだけにとどまらずカンボジア、ミャンマー、シンガポールなどアジア各国を駆け巡る毎日。執筆活動も精力的に行っており、いずれも現地のビジネス状況を熟知しているからこその、独自の視点を活かした内容となっている。

主な著書:「バカモン!一流ビジネスパーソンへの登竜門」、「アジアでビジネスチャンスをつかめ!」、「アジア人材活用のススメ」、「だから中小企業のアジアビジネスは失敗する」(いずれもカナリア書房刊)

〔基調講演概要〕

講演した近藤昇氏は、31歳の時に株式会社ブレインワークスを設立。「日本を元気に、中小企業を元気に」の思いのもと、中小企業の総合支援事業を展開しています。15年前からはベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し、活動を開始。現在はベトナムだけにとどまらず、カンボジア、ミャンマー、シンガポールなどのアジア諸国を駆け巡る毎日です。そのアジアのビジネス状況を良く知る近藤氏が、自らの体験を踏まえ、東南アジアにおけるベンチャービジネスの可能性について語りました。近藤氏は「ローカルとローカルがつながる」というのが、アジアビジネスの本質だと述べ、アジアでビジネスを始めようとするのであれば、最初からローカルをターゲットにし、新しいものを売るという発想ではなく、日本には足りていてアジアのローカルには足りないものを売るという発想で取り組むべきだと強調しました。そして、こうしたビジネスは難しいものではなく、ベンチャー・中小企業の可能性は大きいとして、「百聞は一見にしかず」であり、経営者はもちろん、若い人たちもどんどんアジアに出ていってほしいと訴えました。

14:00 休憩

14:10 パネルディスカッション(会場:2301教室)

テーマ:「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」

コーディネーター:吉田 和男(京都産業大学経済学部客員教授)

パネリスト

近藤 昇(株式会社ブレインワークス代表取締役)

関 智宏(阪南大学経営情報学部准教授)

阿古哲史(株式会社ジャパン・ファームプロダクツ 代表取締役)

川村千秋(プライムビジネスコンサルタンシー代表取締役)

パネリストのご紹介

関 智宏氏プロフィール

阪南大学大学院企業情報研究科・経営情報学部准教授。2006年3月神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。阪南大学経営情報学部専任講師を経て、2009年4月より経営情報学部准教授、2010年4月より大学院企業情報研究科准教授。博士(経営学)(兵庫県立大学)。

阿古哲史氏プロフィール

株式会社社ジャパン・ファージャパン・ファームプロダクツ代表取締役。1984年生まれ。奈良県出身。大学卒業後、人材業界を経て、祖父の代から続く実家の農薬屋を継ぐ。そこで見た農業現場と、既存の農業界の仕組みに疑問を持ち、改革のヒントを海外に見出だす。かねて起業の為に貯めていた資金で2011 年に株式会社ジャパン・ファームプロダクツを設立。同年、上海にも商社を立ち上げる。また日本の生産者の進出先としてカンボジアを選び、2012 年に現地法人を設立。農家のこせがれネットワーク関西の副幹事長としても活動中。

川村千秋氏プロフィール

プライムビジネスコンサルタンシー代表。1996 年シンガポール移住。緊急医療サービス会社のシンガポール本社にてアジア太平洋地
区9 カ国のマーケティングを担当後、シンガポールに本社を置くエグゼクティブサーチ会社に入社。リージョナルディレクターとして本社、日本法人勤務後、エグゼクティブサーチで培った広範なビジネスネットワークを基に日本・シンガポール間のビジネスを幅広く支援するプライムビジネスコンサルタンシーを設立。シンガポール共和国永住権保持者。

15:00 休憩

15:00 理事選挙受付終了

15:10 学生ビジネスプラン発表会

(司会 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)

審査委員長 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)

審査委員 大野長八(大野アソシエーツ代表)、岡崎利美(追手門学院大学)

①    15:15~15:30 小溝香菜、菊地祥(近畿大学経営学部キャリアマネジメント学科)

株式会社シェアハウスHaruHaru

②   15:30~15:45 神中智博(関西学院大学国際学部企業会計研究会 )

My Book

③   15:45~16:00 大谷幸輝(大阪経済大学経営情報学部ビジネス情報学科)

スマートフォンアプリによる客導線操作事業

④   16:00~16:15 永島元貴(追手門学院大学経営学部)

ペットの里子・里親募集掲示板の革新

⑤   16:15~16:30 今井直樹、上本真裕(阪南大学経理情報学部)

地域連携型フットサルコートレンタルビジネス

16:30 閉会挨拶 梶山大会実行委員長

17:00 懇親会開始 3号館1階カフェテリア

司会:松村常任理事

挨拶・乾杯:林 繁樹(大阪工業大学)

学生ビジネスプラン授賞式:吉田会長

受賞式の司会:大野常任理事

賞状授与:吉田会長

次年度開催校挨拶:関西学院大学

19:00 大会閉会挨拶:吉田会長

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2012年度関西ベンチャー学会例会活動のご報告

2012年度の例会活動のご報告

関西ベンチャー学会は2012年度の全体例会を、8月と11月の2回開催しました。概要は以下の通りです。

【第1回 例会概要】

テーマ 「進む医療の国際化 ~医療ツーリズムの動向~」

日 時 2012年8月3日(金) 午後6時半~8時

場 所 大学コンソーシアム大阪・ルームA

講 師 植村佳代・日本政策投資銀行産業調査部副調査役

内 容   

 医療ツーリズムの市場規模は拡大する傾向にあり、中でもアジアが医療ツーリスト受け入れの一大拠点になりつつあります。2012年度の第1回例会では、日本政策投資銀行産業調査部でヘルスケア部門を担当する植村佳代さんを招き、世界の医療ツーリズムの状況及びアジア地域におけるリーディングホスピタルの戦略を紹介いただくとともに、わが国の取り組み状況、課題などを語っていただきました。

 植村さんは医療ツーリズムの現状について、「現在、世界約50カ国で医療ツーリズムが実施されているが、以前は新興国から先進国への渡航が主流だったのに対し、現在は先進国から新興国に向かう新たな流れが加わっている」と指摘。特に「近隣アジア諸国からより良い品質の医療を求めて渡航するツーリストなどが目立つほか、低コストの医療などを求める米国などからのツーリストもいる。これらのツーリストを受け入れる国々の多くでは、外貨獲得や内需拡大といった目的により、国策としての取り組みを実施している場合が多く、観光とセットになる場合も多い」と述べました。

 中でもタイ、インド、シンガポールなどの受け入れ数増加が目立つとして、タイのバンコク病院医療センター、バムルンラード国際病院や、シンガポールのラッフルズ・メディカル・グループ、インドのアポロ病院グループなどの具体的な取り組み例を紹介。さらに、最近医療ツーリズムのマーケティング活動を強化している韓国の戦略についても触れました。そのうえで、わが国も2010年の閣議決定された「新成長戦略」に「国際医療交流の促進」が盛り込まれたことをきっかけに、医療ツーリズム促進のための体制づくりが進んでいると報告。「医療ビザ」新設や海外に向けた情報発信、医療通訳者の育成など課題は多いものの、「医療ツーリストの受け入れが進展すれば、わが国経済の発展に寄与するだけでなく、医療費の抑制で赤字経営を余儀なくされている医療機関の経営改善も期待できる。また、医療機関と自治体の連携による医療産業集積の形成は、医療ツーリストの呼び込みに効果的であるだけでなく、地域経済の活性化にもつながる」と述べました。

講演終了後は参加者との間で、活発な質疑応答が展開されました。

 【第2回 例会概要】

テーマ 「守れるか海洋権益 ~資源確保戦略を問う~」

日 時 2012年11月27日(火)午後6時半~8時

場 所 大学コンソーシアム大阪・ルームA

講 師 坂元茂樹・神戸大学大学院法学研究科教授

内 容 

次世代のエネルギー源として最近にわかに脚光を浴びているメタンハイドレートをはじめ、日本近海には豊富な海洋資源が眠っています。これらの海洋資源を有効に活用することができれば、日本の国力が一変する可能性もあります。また、生物の生態系に悪影響を与えない採掘技術の開発など、産業界にとっても新たなイノベーションを起こすチャンスが巡ってきます。そこで2012年度の第2回例会では、海洋権益についての第一人者である神戸大学大学院の坂元茂樹教授を招き、海洋資源獲得を巡って展開されている各国間の競争の現状と我が国の課題を語っていただきました。

坂元教授はまず、海洋資源開発事業の強化で「海洋強国」を目指す中国の戦略と、南シナ海における中国とASEAN諸国との間の領有権紛争について解説。その背景としてアジアにおけるエネルギー需要のひっ迫から、特に南シナ海の石油・天然ガス資源の重要性が高まっていることを挙げました。

また、「政府は07年の海洋基本法制定と総合海洋政策本部の設置で、海洋開発は日本経済の存立基盤であると位置付け、翌年閣議決定した海洋基本計画では当面の探査・開発の対象を石油・天然ガス、メタンハイドレート、海底熱水鉱床と決定した」と、海洋開発に関する日本政府の考え方を紹介。特に日本近海に存在するメタンハイドレートと、多くのレアメタルを含む海底熱水鉱床、コバルトリッチクラストについて、その重要性とわが国の探査活動の現状について解説しました。

そして、南シナ海だけでなく東シナ海でも資源獲得競争が熾烈になっているとして、大陸棚の境界画定を巡る日本と中国の争いを挙げ、両国は08年にこの問題を棚上げして同海域の共同開発に合意したにもかかわらず、中国は中間線の中国側海域において一方的な開発を続けていると指摘。日中は自らを「戦略的互恵関係」と位置付け、東シナ海を「紛争の海」から「協力の海」に変えることで一致したはずであり、その実現形態としての共同開発の枠組みを壊してしまったら、「どちらも資源確保の利益を得られないことに気付くべきだ」と述べました。

そのうえで、「核心的利益」という言葉で海洋資源の獲得に国力を集中し、紛争が生じると国家主権を盾に第三者による紛争解決に委ねようとしない隣国に立ち向かうため、「政府には日本の将来を見据えた海洋戦略の策定が必要である」と強調しました。

講演終了後は参加者からの質問が相次ぎ、予定時間を大幅に上回るほどの充実した内容の例会となりました。

(以上です)

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夏期休暇のお知らせ

       夏期休暇のお知らせ

誠に勝手ながら、下記の期間、事務局はお休みさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

夏期休暇期間:8月9日(金)~18日(日)

8月19日(月)より平常通り業務を行っております。

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情報交流会のご案内および発表者募集について

関西ベンチャー学会 情報交流会のご案内および発表者募集について

関西ベンチャー学会新入会員の皆様から、
会員相互の交流する機会が乏しいとのご意見があり、
新企画として、7月17日(水)18:30~大阪駅前第二ビル4階 大学コンソーシアム大阪にて
情報交流会を開催させて頂くことにいたしました。

新入会員の皆様から自己紹介を兼ねて、報告やプレゼンを1人10分程度
していただきます(希望者のみ)。
また、会員の皆様も是非最近の活動につき報告やプレゼンをしていただき、
会員相互の交流を図っていただければと存じます。

なお、当日は日本政策金融公庫「創業支援センター大阪」の土橋所長から
最近話題になっています新規事業に対する出・融資制度や革新的中小企業の動向などにつき
ご講演いただくことになっております。

情報交流会概要
日時 7月17日(水) 18:30~20:30
場所 大阪駅前第二ビル4階 大学コンソーシアム大阪 ルームA

参加対象者 関西ベンチャー学会会員
費用 無料
定員 42名
(定員になり次第、締め切らせていただきますので、お早目にお申込みください)
内容
講演: 日本政策金融公庫の新規事業に対する出・融資
「創業支援センター大阪」 土橋所長
情報交流会:新入会員および会員による近況報告

是非ご参加ください、よろしくお願いいたします。

関西ベンチャー学会 会長 林 茂樹

参加および報告・発表をご希望の方は、下記事務局までお申込みください。
——————————————
関西ベンチャー学会 事務局
西森 綾子 Nishimori
Ayako
E-mail : info@kansai-venture.org

〒569-1199
高槻市別所新町4-1
日本郵便 高槻北支店留 関西ベンチャー学会
TEL:072-658-5693 FAX:072-658-5693
営業時間: 9:00~17:00
http://www.kansai-venture.org
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第七期理事選挙当選者について

第七期理事選挙当選者について

平成25年3月18日
関西ベンチャー学会選挙管理委員長
村上 薫

3月16日に開催されました理事選挙におきまして、下記15名の方が当選されましたので、ここにお知らせいたします。尚、4月からの学会役職につきましては、決定次第お知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
おかげさまで選挙、及び第12回年次大会も無事終了することができました。皆様のご協力ありがとうございました。

(立候補順)
大野長八
吉永徳好
清水宏一
林 茂樹
三根早苗
米倉 穰
村上 薫
畑中艶子
定藤繁樹
日野孝雄
釣島平三郎
松村敦子
高増 明
宮田由紀夫
吉田和男

以上15名

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次期理事立候補者告示について

平成25年3月6日
次期理事立候補者告示について

関西ベンチャー学会選挙管理委員長
村上 薫

現会長および理事の任期が平成25年3月末をもって満期となります
関西ベンチャー学会規約および理事選出規則にもとづき
平成25年3月16日に開催される大会時に理事選挙を実施致します。

なお、会長は直接投票により選出された理事の中から互選により選任されます。

選挙日時:平成25年3月16日(土)11時00分~15時
投票場所: 阪南大学 2号館3階 2301教室前(大会受付横)

* 投票時間は、大会プログラムの関係で変更になる場合があります。

■次期理事立候補者告示■ *受付順

氏名  (所属先)         現学会役職
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大野 長八(大野アソシエーツ)     常任理事
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吉永 徳好(吉永公認会計士・税理士事務所 代表、有限会社 吉永マネジメントサービス 取締役)  常任理事
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清水宏一(株式会社時有人社 代表取締役、亀岡商工会議所専務理事) 常任理事、文化観光研究部会主査
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林 茂樹(大阪工業大学知的財産学部教授) 常任理事、知的財産研究部会主査
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三根早苗(有限会社パワーエンハンスメント 代表取締役)理事、女性起業家研究会幹事
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米倉 穰(追手門学院大学経営学部教授、ベンチャービジネス研究所 所長)副会長兼事務局長、グローバルイノベーション研究部会主査
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村上 薫(MAREKET POWER INSTITUTE 代表主席研究員) 常任理事、グローバルイノベーション研究部会幹事
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畑中 艶子(イメックス株式会社代表取締役)  -
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定藤 繁樹(関西学院大学 教授)    理事
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日野孝雄(奈良先端科学技術大学院大学、神戸常盤大学) 副会長、医療福祉研究部会主査
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釣島 平三郎(太成学院大学教授) 常任理事
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松村敦子((有)アクティア代表取締役) 常任理事
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高増 明(関西大学社会学部 教授) 理事
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杉田 定大(早稲田大学 先端科学・健康医療融合研究機構客員教授、同志社大学大学院 総合政策科学研究科客員教授)  常任理事
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宮田 由紀夫(関西学院大学国際学部教授)  理事
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岡崎 利美(追手門学院大学経営学部准教授) 理事
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吉田 和男(京都産業大学経済学部客員教授) 会長
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高田 栄治(株式会社ANGEL 広報部長)    理事
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狩俣 正雄(大阪市立大学大学院経営学研究科教授) 理事
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以上

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第12回年次大会プログラム及び参加お申込みについて

関西ベンチャー学会第12回年次大会プログラム及び参加お申込みについて

関西ベンチャー学会 第12回年次大会
「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」
[ 趣 旨 ]
「失われた20年」ともいわれる長期停滞の根本的な原因を探ると、1980年代末の冷戦終結以降、
経済のグローバル化への対応としての経済・産業構造改革の遅れに行き着く。さらに、今世紀に入り、
長期傾向としての人口現象による国内マーケットの縮小が逆風となり、日本経済は出口の見えない
状況になっている。その中で、経済活性化の起爆剤としてベンチャーへの期待は大きいが、成熟化
した既存の国内市場への参入には大きな困難を伴う。一方、海外、特に新興国市場に目を向けると、
日本国内では必ずしもメジャーとはいえないローカル企業が特定の国で大きなシェアを占め、成功
している事例が多く見られる。その成功要因を探求することにより、これからの中小・ベンチャー
企業の新しい可能性を探りたい。

[大会プログラム ]
日 時 2013年3月16日(土)  10時00分~受付 10時30分~開始
会 場 阪南大学本キャンパス2号館3階 2301教室
10:30 会長挨拶、主催校挨拶
総合司会 梶山国宏(阪南大学経済学部教授)
会長挨拶
主催校挨拶
10:35 関西ベンチャー学会会員総会
総会司会 日野孝雄(神戸常盤大学、神戸国際医療交流財団理事)
決算報告:吉永常任理事
監査報告::岸 監事
事業計画・予算案説明:米倉副会長兼事務局長    、
11:00 選挙管理委員長挨拶
村上薫(MARKET POWER INSTITUTE 代表主席研究員)
11:00会員研究発表

●研究発表
開始・終了宣言:梶山大会実行委員長
**学術研究発表**
コメンテータ :①,②釣島平三郎(太成大学)、③狩俣正雄(大阪市立大学)、④高増明(関西大学)
会場:2305教室   (発表15分、質疑応答5分 計20分)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
発表時間       発表者 (所属)
テーマ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
①11:00~11:20 村上薫 (MARKET POWER INSTITUTE 代表主席研究員)
サービス企業のベンチャー的海外進出戦略~戦略策定のための理論的フレームワークの研究~

②11:20~11:40 吉田和男(京都産業大学経済学部客員教授)、河野憲嗣(社団法人ソーシャルサイエンスラボ)
ベンチャービジネスの可能性としてのチェック・トランケーション

③11:40~12:00 園田裕紹(大阪市立大学大学院 経営学研究科博士課程)
『社会福祉事業領域におけるイノベイティブ起業活動の事例的研究』

④12:00~12:20 石尾和哉( 京都大学博士(経済学))
「イノベーション促進のための技術ロードマップ活用上の課題」

**事例研究発表**
コメンテータ :①, ②松村敦子((株)アクティア)、③,④坂川弘幸(日経新聞社大阪本社)
会場: 2301教室    (発表15分、質疑応答5分 計20分)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
発表時間       発表者  所属
テーマ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
①11:00~11:20 土田磯実 (株)シンキオン代表取締役社長
「女性ブランディング力の経済効果ついて」

②11:20~11:40 合田由佳 (株)メルキュール代表取締役社長
「ポットに咲く心の花」中国工芸茶

③11:40~12:00 森田祥子  株式会社Terrace代表取締役社長
「お洒落な靴が履きたい ミラノ発!女性に快適で心地良いシューズライフを」

④12:00~12:20 宮脇敏哉 事業創造大学院大学事業創造研究科教授
地場産業・中小企業のクラスター地域研究 ―帯広・苫小牧と川崎の事例―

12:20 昼食休憩(理事会)

13:20 基調講演  (会場: 2301教室 )
司会:梶山大会実行委員長
近藤 昇 (株式会社ブレインワークス代表取締役)
テーマ「東南アジアにおけるベンチャーの可能性」
近藤昇氏プロフィール
1962年徳島県生まれ。ブレインワークスグループCEO。
神戸大学工学部建築学科卒業。一級建築士、特種情報処理技術者の資格を有する。
大手建設会社に入社後、システムエンジニアとして活躍。
その後、31歳の時に株式会社ブレインワークスを設立する。
創業当時より、「日本を元気に、中小企業を元気に」との思いのもと、中小企業の総合支援事業を核に、
経営戦略支援、人材育成支援、ブランディング支援、セキュリティ支援、ITアウトソーシング支援など幅広い
サービスを提供する。講演、セミナー活動も積極的に行い、雑誌への寄稿や新聞等から取材も多い。
15年前よりベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し活動を開始。現在はベトナムだけにとどまらず
カンボジア、ミャンマー、シンガポールなどアジア各国を駆け巡る毎日。執筆活動も精力的に行っており、
いずれも現地のビジネス状況を熟知しているからこその、独自の視点を活かした内容となっている。
主な著書:「バカモン!一流ビジネスパーソンへの登竜門」、「アジアでビジネスチャンスをつかめ!」、
「アジア人材活用のススメ」、 「だから中小企業のアジアビジネスは失敗する」(いずれもカナリア書房刊)

14:00 休憩
14:10 パネルディスカッション(会場:2301教室)
テーマ: 「ローカルからグローバルへ~グローバルベンチャーへの道~」
コーディネーター 吉田 和男(京都産業大学経済学部客員教授)
パネリスト
近藤 昇(株式会社ブレインワークス代表取締役)
関 智宏(阪南大学経営情報学部准教授)
阿古哲史(株式会社ジャパン・ファームプロダクツ 代表取締役)
川村千秋(プライムビジネスコンサルタンシー代表取締役)

パネリストのご紹介
関 智宏氏プロフィール
阪南大学 大学院企業情報研究科・経営情報学部 准教授
2006年3月神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。
阪南大学経営情報学部専任講師を経て、2009年4月より経営情報学部准教授、2010年4月より
大学院企業情報研究科准教授。博士(経営学)(兵庫県立大学)。

阿古哲史氏プロフィール
株式会社社ジャパン・ファージャパン・ファームプロダクツ 代表取締役
1984 年生まれ。奈良県出身。大学卒業後、人材業界を経て、祖父の代から続く実家の農薬屋を継ぐ。
そこで見た農業現場と、既存の農業界の仕組みに疑問を持ち、改革のヒントを海外に見出だす。
兼ねてから起業の為に貯めていた資金で2011 年に株式会社ジャパン・ファームプロダクツを設立。
同年、上海にも商社を立ち上げる。また日本の生産者の進出先としてカンボジアを選び、2012 年に
現地法人を設立。農家のこせがれネットワーク関西の副幹事長としても活動中。

川村千秋氏プロフィール
プライムビジネスコンサルタンシー 代表
1996 年シンガポール移住。緊急医療サービス会社のシンガポール本社にてアジア太平洋地
区9 カ国のマーケティングを担当後、シンガポールに本社を置くエグゼクティブサーチ
会社に入社。リージョナルディレクターとして本社、日本法人勤務後、エグゼクティブサー
チで培った広範なビジネスネットワークを基に日本・シンガポール間のビジネスを幅広く
支援するプライムビジネスコンサルタンシーを設立。シンガポール共和国永住権保持者。

15:00 休憩
15:00 理事選挙受付終了
15:10 学生ビジネスプラン発表会
(司会 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)
審査委員長 三根早苗(㈲パワーエンハンスメント代表取締役)
審査委員 大野長八(大野アソシエーツ代表)、岡崎利美(追手門学院大学)
会場: 2301教室 (発表10分、質疑応答5分 計15分)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
発表時間       発表者 (所属)
テーマ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
15:15~15:30 小溝香菜、菊地祥(近畿大学経営学部キャリアマネジメント学科)
株式会社シェアハウスHaruHaru

15:30~15:45 神中智博(関西学院大学国際学部企業会計研究会 )
My Book

15:45~16:00 大谷幸輝(大阪経済大学経営情報学部ビジネス情報学科)
スマートフォンアプリによる客導線操作事業

16:00~16:15 永島元貴(追手門学院大学経営学部)
「ペットの里子・里親募集掲示板の革新」

16:15~16:30 今井直樹、上本真裕(阪南大学経理情報学部)
地域連携型フットサルコートレンタルビジネス

16:30 閉会挨拶 梶山大会実行委員長
17:00~ 懇親会開始 3号館1階カフェテリア
司会:松村常任理事(閉会の挨拶のところまで総合司会)
挨拶・乾杯 林 繁樹(大阪工業大学)
学生ビジネスプラン授賞式 吉田会長
受賞式の司会:大野常任理事
賞状授与:吉田会長
次年度開催校挨拶:関西学院大学
19:00  大会閉会挨拶 :吉田会長

[大会参加費]
①事前申込者(懇親会費を除く)
必ず会費の振り込みを事前に行ってください。事前に会費納入のない場合は当日申し込み料金となります。
会員 3,000円、一般非会員 5,000円、学生会員 1,000円、学生非会員 2,000円

②当日申し込み(同)
会員 3,500円、一般非会員 5,500円、学生会員 1,500円、学生非会員 2,500円

③懇親会費(別途)3,000円(ご一緒にお振込みいただきましても当日会場にて納入いただきましても結構です)

事前会費納入先(事前納入締切:3月8日(金)まで)
三井住友銀行 御堂筋支店(店番517) 普通 7501687 名義:関西ベンチャー学会

ご参加お申込みはこちらへ
http://www.kansai-venture.org/kv/modules/formmail/index.php?id_form=6
ご不明な点は下記事務局までお問い合わせくださいませ。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
——————————————
関西ベンチャー学会 事務局
西森 綾子 Nishimori Ayako
E-mail : info@kansai-venture.org

〒569-1199
高槻市別所新町4-1
日本郵便 高槻北支店留 関西ベンチャー学会
TEL:072-658-5693 FAX:072-658-5693
営業時間: 9:00~17:00
http://www.kansai-venture.org
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